金刀比羅宮

一条真也です。

四国に来ています。
早速、「こんぴら参り」をしました。
金刀比羅宮は、象頭山琴平山)の中腹、海抜215メートルの高台にあります。
参拝者は最寄駅から本殿まで約1キロ、785段の石段を登らねばなりません。
もちろん、わたしも杖をついて登りましたよ。


                    杖をついて登りました

                   だんだん必死の形相に


けっして楽な道ではありません。
しかし、そのぶん瀬戸内海を見おろす本殿前からの眺望は、四国随一の絶景です。
全国に700ちかくある金毘羅・琴平・金刀比羅神社の総本社が、この通称「讃岐のこんぴらさん」です。
江戸時代には伊勢参りとならんで金毘羅参りが流行し、「スシ食いねぇ」のセリフで有名な、森の石松が参拝したことでも知られます。
主祭神大物主神ですが、明治以前は「金毘羅大権現」と呼ばれ、ほとんど別の神さまと化していました。
そのルーツは、インドのクンピーラ神だという説もあります。
崇徳天皇は、この金毘羅大権現を深く信奉しており、崩御後に合祀されました。
所蔵する書画の名品は5000におよび、美術館級ですね。


                  頂上でお賽銭をあげました

                    金刀比羅宮にて                 


わたしも、酒漬けの体に鞭打って必死に登りましたが、登りきったときの気分は爽快。
思わず、音のしない(硬貨ではない)お賽銭を入れさせていただきました。
そのとき、ある願をかけました。
すると、下りてから宿の部屋に戻ったとたん、携帯が鳴りました。
出版寅さん」こと内海準二さんからの電話で、『葬式は必要!』(双葉新書)がまた大増刷になったという連絡でした。
こんぴらさん」にお参りしてから、わずか1時間以内の出来事です。
わたしは、本当にビックリしました。
こんな即効性のある神さまは初めてです。
あと、785段の石段を登って足は痛くなりましたが、なんとなく心身ともにパワーアップしたような気もします。
やはり、神社はパワースポットなのですね。


                 神社に行くと、元気になれる!


2010年6月10日 一条真也