社員旅行

一条真也です。

四国は香川県琴平町に来ています。
今日は、サンレーグループの冠婚部門および関連部門の合同社員旅行なのです。
朝早くから小倉の松柏園ホテルに集合して、大型バスで出発しました。


                  朝早く、バスで出発しました


日常暮らしている土地を離れ、異なる土地におもむき、非日常の体験を味わう。
旅行は本当に楽しいものです。
人間関係を良くするためにも、旅行というイベントが非常に大切です。
たとえば、学生時代の卒業旅行、恋人とのランデブー、ハネムーンに家族旅行など。
旅行で非日常の時間をつくりだすことで、人の心の結びつきはさらに強固になります。
それは、会社で働く仲間の場合でもまったく同じです。


                  社員旅行は朝から酒が飲める!


今では、社員旅行というものは、なくなる一方だそうです。
人間関係のわずらわしさから、旅行はもちろん忘年会などもどんどん縮小傾向にあるようです。どうも、日本中の会社が「人間嫌い」の方向に向かっているような気がします。それには、加速化する一方のIT化の影響も大きいでしょう。
みんな一日中、机の上のパソコンにばかり向き合って、人間と向き合わない、そんな会社ばかりになりました。
いや、会社というより、社会そのものがそうです。
例の個人情報保護法の関係で、同窓会や町内会の運営も難しくなっています。
ますます人と人が接触する機会が失われてしまう。社会全体が「人間嫌い」になっているのです。しかし、わたしたちのミッションは「冠婚葬祭を通じて良い人間関係づくりのお手伝いをする」です。「人間嫌い」などになっていては良い人間関係づくりなど望みようもありませんし、また、そのお手伝いもできません。
すなわち、わたしたちは「人間好き」にならなければいけません。



人間を好きになることは、会社の場合なら、一緒に働く職場の仲間を好きになることから始まります。その人を好きになるには、その人と話し、その人を知ることが重要です。
そして、それには旅行という非日常のシチュエーションで「思い出」を共有することが一番効果的ではないでしょうか。
考えてみれば、新婚夫婦だってお互いをよく知り、お互いをさらに好きになるためにハネムーンに行くではありませんか。だから、わが社は「人間嫌い」化という世の流れに逆らって、あえて大人数での社員旅行を企画するのです。
今回も、総勢200名近くになるでしょうか。

創立30周年や40周年という節目には海外に行きましたが、普段の社員旅行は国内にバス旅行をすることがほとんどです。
たいていは温泉地に行きます。いろんな名所旧跡を見学したあと、旅館に着いて、温泉につかる。みんなで裸になって風呂に入る。それから、お待ちかねの宴会です。
きわめてアナログな日本独特の風習ですが、まだまだ人間関係を良くする魔法としての力は失っていないと確信しています。
その秘密は、社長から新入社員まで全員が同じ行動を取ることにあるように思います。
みんなが同じ行動を取っているうちに、心が一つにまとまっていくのでは?


                  瀬戸大橋をバックに集合写真


朝から缶ビールや缶チューハイを飲み、何度もトイレ休憩をしました。
サービスエリアでは、たこ焼きや焼きチクワや甘栗を買って、みんなで分け合う。
これも社員旅行の楽しみです。
わたしたちは、瀬戸大橋を渡り、フィッシャーマンズワーフで昼食を取ってから香川県に入りました。宿の「紅梅亭」にチェックインした後は、金比羅宮に参拝します。


2010年6月9日 一条真也