出版界の炎のランナー

一条真也です。

東京に来ています。
PHP研究所の若きホープ・中村悠志さんと次回作の打ち合わせをしました。
『世界一わかりやすい「論語」の授業』(仮題)で、PHP文庫から来春に刊行予定です。


                       中村悠志さん


中村さんは、現在、31歳。写真からもわかるように細身のナイスガイです。
神奈川県出身ですが、まるで九州男児のような男気の持ち主です。
また、これはPHP研究所の社員のみなさんに共通することですが、自由な気風のある出版界には珍しく礼儀正しい「きちんとした人」です。
「きちんとした人」という言葉は、ちょっとしたマイブームであります。はい。
それというのも、銀座の画廊「晶アート」の大川原有重さんのブログにおいて、わたしのことを「きちんとした人」と評していただいて以来です。(笑)



中村さんとの初めての仕事は、『開運! パワースポット「神社」へ行こう』(PHP文庫)でした。おかげさまでロングセラーとなり、アマゾンの「神道の本のベストセラー]」および「神社の本のベストセラー」ランキングでも常に上位をキープしているようです。
その後、中村さんとは『世界の「聖人」「魔人」がよくわかる本』(PHP文庫)でも一緒に仕事をしました。この本も、本当に素晴らしい内容だと今も胸を張って言える本です。
話題になった『最期のセレモニー』(PHP研究所)の出版でもお世話になりました。


写真からも雰囲気がわかるように、中村さんは精悍なスポーツマンです。
中学・高校とずっと陸上部だったそうで、今でも走ることが大好きだそうです。
いつも、マイケル・ジャクソンの曲を聴きながら走るそうです。
これまでにも東京国際マラソンをはじめ、多くのマラソン大会に参加して完走していますが、今度はベストコンディションで福岡国際マラソンに出るのが夢だとか。
中村さんは本当に純粋な方で、毎朝の通勤時にはiPhoneで松下幸之助の「日めくり」の電子書籍を読んでいるそうです。
愛社心が強いというよりも、それだけPHPの理念に共鳴しているのでしょう。
わたしも、「繁栄」を通じての「平和」と「幸福」を謳い上げたPHP(Peace and Happiness through Prosperity)の理念を世界に誇る日本的思想だと思っています。
世情について話しているときの中村さんは熱く、まるで「巨人の星」の星飛雄馬のごとく、その両目の中には炎がメラメラと燃えているようです。



まさに、中村さんは「出版界の炎のランナー」です。
その熱い情熱で、とかく冷え込みがちな出版界を駆け抜けて行ってほしいと思います。
「いやぁ、カラオケは苦手なんですよ」と言いながら、「東京の止まり木」こと赤坂見附のカラオケスナック「DAN」で、マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を軽く歌い、いとも簡単に1位になった憎い奴です。(笑)もっとも、このわたしも、サザンオールスターズ「素敵なバーディー」、マークHAMA「夜がくる」、沢田研二「おまえがパラダイス」で連続1位を獲得した後、松崎しげる「グッバイ・マイラブ」で史上初の偏差値95という空前の大記録で1位を叩き出したんでありますが。(微笑)



中村さん、カラオケ嫌いのはずのあなたの歌声にはシビれました!
いつも走っているから肺活量があって、ゆえに声量があるのでしょうか。
福岡国際マラソンへの参加を心より楽しみにしています。
地元ですし、わたしが応援団長になりますよ。
それから、『世界一わかりやすい「論語」の授業』(仮題)は、わたしが最も書きたかった本なので、魂を込めて書きます。ぜひ、日中両国の若者に読まれる本にしたいですね。
今度の本が両国の親善に少しでも役立てば、こんなに素晴らしいことはありません。


2010年10月6日 一条真也