ぴーす

一条真也です。

今日は、大阪府堺市を訪れました。
東京→新大阪→大阪→新今宮→堺東という駅の順番で、新幹線、JR快速、南海線を乗り継ぎました。堺東駅に着くと、10分ばかり歩き、目的地である堺市総合福祉会館に到着しました。ここに入っている特定非営利活動法人「ぴーす」に全互協・社会貢献基金助成金を交付するためです。


                  堺市総合福祉会館の前で


ぴーす」は、障害児・者本人とその家族の楽しい暮らしを支援するNPO法人です。
発達障害・知的障害・自閉症ダウン症・肢体不自由など、あらゆる障害をもつ方々をカバーしています。スタッフのほとんどは、障害児のお母さんだそうです。
スタッフのみなさんは当事者としての感性を大切に、各家庭が「障害と上手につきあい、自分たちらしく暮らす」ことを応援しています。
ぴーす」の夢は、障害をもつご本人やご家族が“やりたいこと”や“欲しいもの・場所・時間”をどんどん形にすることだそうです。
スタッフのみなさんも、お母さん方も明るい方が多かったです。
きっと辛いこともあるでしょうに、みなさん前向きに夢を追われていて、感動しました。
天使」こと金澤翔子さんのお母さんである金澤泰子さんのことを思いました。


                    助成金の目録を贈呈

                    スタッフのみなさんと


助成金の交付式会場には、「全互協の康夫ちゃん」こと山村直毅さんが待ってくれていました。共同通信社の記者の方も取材に来てくれました。
冒頭に、「ぴーす」理事長の小田多佳子さんが挨拶され、次にわたしが挨拶しました。
全互協および社会貢献基金について簡単に説明させていただき、「ぴーす」の活動がいかに社会に貢献しているかをお話しました。
そして、助成金の目録をお渡しすると、盛大な拍手が起こりました。


                  素晴らしい活動に感動しました



なぜ、わたしたちは「ぴーす」さんへの助成金交付を決定したのか。
ブログ「助成金交付式]で紹介した特定非営利活動法人ひかりエコ・エンジニアリングさんのように、障害のある方々をサポートをされる素晴らしい団体はたくさんあります。
ぴーす」さんの素晴らしさは、障害児・者の親御さんに注目されて、みなさんを励ましたり、さまざまな形でサポートされていることです。
これは、国や行政ではなかなか目の行き届かないところです。
特定非営利活動法人 介護者サポートネットワークセンター・アラジンさんにも通じます。
ブログ「互助社会へ向かって」で紹介した、高齢者や認知症の方を介護している方々をサポートする団体です。



これまで、いくつかの団体に助成金を交付させていただきましたが、日本全国には本当に善意のみで奉仕活動をされている方々が多いのに、とても勇気づけられます。
わたしは、昨日から自殺や死刑のことを考えていました。
もちろん、「死」について考えることはとても大事です。
しかし、それと同時に「生」についても考えなければなりません。
やっぱり、人と人とが支えあって生きていくって素晴らしいですね。
ぴーす」のみなさん、また、いつかお会いしましょう!
わたしは、あなた方を心から尊敬し、心から応援します。


2010年11月26日 一条真也