一条真也です。
東京に来ています。
東京は今朝から大雪が降り、かなり寒いです。
今日は建国記念日ということもあり、明治神宮に参拝に行きました。
大雪の明治神宮で
とても寒かったです
久々の明治神宮ですが、雪の舞う中を広大な敷地を歩くと、とても厳粛な気分になってきます。原宿駅に隣接していますが、都心の超一等地にこんな緑豊かな場所が残されているのが本当に素晴らしいですね。
やはり、神社とは緑を守る場所でもあることを再確認しました。
言うまでもなく、明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする神社で、初詣では例年日本一の参拝者を集めることで知られています。
1912年(明治45年)に明治天皇が崩御し、大葬の礼が行われました。立憲君主国としては初の大葬だったそうです。天皇の死に関する法律というものはありませんでしたが、何らかの記念行事が計画されることになりました。
本来なら明治天皇即位50周年記念事業として計画されていた明治天皇の銅像、帝国議会、博物館など多くの案が出ました。
しかし、1914年(大正3年)に昭憲皇太后が崩御すると、明治天皇と昭憲皇太后が崩御を偲ぶ国民から2人をまつる神社を求める機運が高まりました。い
このため、政府は神社奉祀調査会を設置して審議し、大正天皇の許可を得ました。
1915年(大正4年)5月1日に内務省から、官幣大社としての明治神宮の創建が告示されました。その境内地には、代々木の南豊島世伝御料地が選ばれました。
ここは、かつて近江彦根藩の井伊家の下屋敷があった場所でしたが、維新後に井伊家から政府に献上されていたのです。
明治天皇が「うつせみの代々木の里はしづかにて都のほかのここちこそすれ」と詠んだことから、この地が選ばれたのでした。
明治神宮御苑の入口
いま一番のパワースポットです
こんな感じで撮影します
これが清正の井戸だ!
さて、いま、「パワースポット」が大変なブームになっていますね。
活気のエネルギーがあり、やる気をみなぎらせて、行動力を向上させてくれ、人間関係が豊かにしてくれる場所として人気です。
そして、明治神宮はいま、日本一ホットなパワースポットとなっています。
それは、御苑の中にある加藤清正が掘ったとされる井戸が大きな話題になっているからです。都会では珍しい湧水の井戸ですが、東京都の調査では水温は四季を通じて15度前後と一定していて、毎分60リットルの水量があるそうです。
この井戸は、昔から「清正井(きよまさのいど)」と呼ばれています。
加藤清正といえば、「土木の神様」としても有名な武将ですね。
日本三名城の一つに数えられる熊本城を築き、農村を立て直すために、新田開発や河川工事、干拓事業や運河事業などの土木事業に力を入れました。
この井戸の井筒から湧き出る水の量は、毎分161リットル。脇に広がる菖蒲田や池を潤し、さらに17万本もある明治神宮の木々を養っているとされています。
明治神宮の森は人工の森ですが、わずか半世紀で自然の森に成長しました。
その秘密は清正の井戸水パワーが関わっていると囁かれているとか。
この井戸は、300年間、一度も枯れたことがないそうです。今では都内最大の「気」の吹き出し口にして最高のパワースポットと人気を集めています。
これまでにも多くの権力者たちが湧き水を取りに来たようですが、今では若い人立ちの間でこの井戸の写真をケータイの待ちうけ画面にするのが流行しています。
清正井戸には大雪にも関わらず大勢の人々が並んでいて驚きました。
話題の清正井戸をケータイで撮影した後は、明治神宮の本殿を参拝。
天下布礼の祈りと、個人的な願い事を祈願してきました。
それにしても、大雪の中、法被姿の人が多かったのには仰天しました。
祭礼関係者でしょうが、みなさん素足を出して元気に神輿を担いでいました。
日本には、神社があり、祭りがある。やっぱり、日本人って良いですね。
最後に、今日は誕生日おめでとう、ニッポン!
建国記念日の神輿
本殿で祈願してきました
2011年2月11日 一条真也拝