わたせせいぞう展

一条真也です。

今日は、ランチタイムを利用して門司港レトロに行ってきました。
旧大阪商船ビル2階にある「わたせせいぞうギャラリー」の展覧会を観賞するためです。


                 「わたせせいぞう展」に行きました


東日本大震災被災者への支援企画展」という名の展覧会で、今日が初日です。
ブログ「ハートカクテル」、およびブログ「男のセンチメンタリズム」に書いたように、わたしは、わたせせいぞうサンの代表作である「ハートカクテル」の大ファンでした。
わたしは、1988年に上梓したデビュー作『ハートフルに遊ぶ』(東急エージェンシー)で、「ハートカクテル」について書きました。
そこで、「ハートカクテル」は男のセンチメンタリズムのようなものを描いており、女のセンチメンタリズムを描いている代表はユーミンの曲であるなどとと述べています。
わたせサンは北九州の出身で、小倉高校から早稲田大学と、わたしの完全な先輩に当たります。故郷である北九州に関係する仕事も多く、門司港には「わたせせいぞうギャラリー」もオープンしたというわけです。
ハートカクテル」の舞台は、一見するとアメリカの街並みのようです。
でも、よく見ると、北九州を連想させる光景がよく出ていたのを記憶しています。
とにかく、学生時代のわたしは、「ハートカクテル」が好きでした。


旧大阪商船ビルの雰囲気にマッチしています


「ハートフル」な気分に浸りました


この展覧会には、「ハートを贈ろう、ニッポン!!」というキャッチフレーズがつけられていました。「ハートカクテル」には、タイトルそのままに多くの「ハート」たちが登場します。そこから、わたしは「ハートフル」というキーワードを思いつき、『ハートフルに遊ぶ』を書いたのでした。いま、北九州市は「ハートフル・北九州」というコピーを打ち出しています。
わたせサンに憧れていた身としては、なんだか憧れの先輩と自分が「ハート」というキーワードでつながったようで、不思議な気分ですね。ギャラリーが入っている旧大阪商船ビルもとても雰囲気のある建物で、「ハートカクテル」の舞台そのものでした。
館内には、展示品以外にも、わたせ作品が各所に飾られていました。
久々に、わたせせいぞうサンの世界を満喫することができました。


わたせサンの世界を満喫しました


なお、この展覧会の開催期間は、5月19日(木)〜23日(月)9:00〜17:00
です。22日(日)は、わたせせいぞうサン御本人も来館されて、サイン会も開かれます。お問い合わせは、以下にどうぞ。
TEL:093−321−4151(門司港レトロ総合インフォメーション)


わが青春の「ハートカクテル


2011年5月19日 一条真也