感動葬儀の仕掛人

一条真也です。

今日は、東京からお客さんが訪ねてきました。
(株)アーバンフューネスコーポレーションの中川貴之社長です。
同社はサービス産業生産性協議会が認定する「ハイ・サービス日本300選」に選ばれ、中川社長は「感動葬儀の仕掛人」として業界でも有名な方です。
NHK「おはよう日本」、テレビ東京ガイアの夜明け」にも登場されたそうです。


                    中川貴之社長と                   


中川社長は1973年生まれで、63年生まれのわたしのちょうど10歳年下です。
明治大学政治経済学部卒業後、98年に結婚式プロデュース会社の(株)テイクアンドギヴ・ニーズの立ち上げに参画し、レストランウエディングを中心としたプロデュース事業部を担当されました。後に役員となり営業を統括、テイクアンドギヴ・ニーズはヘラクレス(当時はナスダック・ジャパン)市場へ上場します。02年に葬儀業界に転進を図り、アーバンフューネスコーポレーションを設立、現在に至ります。



初めてお会いした中川社長は日焼けして精悍な印象でした。
また、非常に礼儀正しく、好感の持てる方でした。
結婚式ビジネス時代に自ら開拓した「サプライズ」の手法とは一線を画した「感動葬儀」を追求している中川社長と、葬儀の演出について意見交換しました。
奇をてらった、あるいは力づくの感動ではなく、静かな流れの中にも葬儀の感動は生まれるといったことをお話しました。
アーバンフューネスさんでは、出棺時に白い風船を飛ばす「天国にエアメール」とか、祭壇で「古き良き昭和を再現」といった、ユニークな感動葬儀で知られています。
中川社長は、いま葬儀業界のレベルアップをめざして新しい社団法人を作ろうとされています。焼き肉チェーンの「牛角」(いま、話題になっています)が開発したアルバイトのモチベーションアップにヒントを得た、現場社員の表彰イベントなども検討中だとか。

   
                  中川社長の著書『告別』


1時間ちょっと話しましたが、業界の革新にかける中川社長の情熱がヒシヒシと伝わってきました。わたしが、「この仕事ほど奥が深くて、素晴らしいものはない。社長が心の底から誇りを持たなくてはいけない」と言うと、中川社長は大きく頷かれていました。
最後に、中川社長の著書『告別』(幻冬舎)を頂戴しました。
わたしも、『思い出ノート』(現代書林)をお渡ししました。
松葉杖姿のわたしを気遣っていただき、最後は「お大事に」と言って下さいました。
業界の若き風雲児とお会いして、今日は元気をもらいました。
中川社長、今日は楽しかったです。今度は、ぜひ東京でお会いしましょう!


2011年6月3日 一条真也