夏越の神事

一条真也です。

いよいよ、7月ですね!
今日は、骨折した右足に靴を履いて出社しました。じつに40日ぶりです。
それを見た秘書の織田さんが拍手をして祝ってくれました。
どこかの羊飼いの少年とは大違いですね(笑)。


                   夏越大祓式を行いました


さて、今日は、サンレー本社において夏越大祓式の神事がありました。
門司にある戸上神社から神主さんをお迎えし、これから暑い夏を迎える前に、会社についた厄を払って社員全員の無病息災を祈願しました。
わが社は儀式産業ということもあり、会社主催の儀礼や行事を盛んに行っています。
もともと、「社」というのは「人が集まるところ」という意味です。
神社も、会社も、人が集まる場としての「社」なのですね。
わたしは、まだ玉串奉奠までは自信がないので、佐久間会長にお願いし、会長の後に続いて社員のみなさんと一緒に二礼二拍手一礼しました。
社員のみなさん全員が、健康でこの夏を乗り切れますように!


                健康でこの夏を乗り切れますように!


夏越の神事を終えた後は、恒例の月初の総合朝礼を行い、社長訓示を行いました。
まず、今年の上半期の予算を達成できたことを社員のみなさんに報告しました。
そして、それに対する感謝の言葉を述べました。
それから、東日本大震災以降、先行きの見えない状況が続いていますが、未来を悲観的に予想するよりも自ら未来を創造することが大切だと訴えました。
未来を創造する方法について、かのピーター・ドラッカーは2つの方法を示しました。
1つは、会社を設立すること。もう1つは、結婚して子どもを作ることです。
会社は誰にでも設立するというわけにはいかないかもしれません。
でも、結婚して子どもを作ることなら、多くの人ができます。



実際、大震災をきっかけに、生涯のパートナーを求める人が増えているとか。
ネットでも、「震災後に結婚ラッシュ到来!」といった報道が増えています。
まず、結婚情報紹介サービス会社への資料請求件数が急増しています。
またデパートのアクセサリー売り場では、婚約指輪の売り上げが前年に比べて4割も増えているとか。大震災で家族の「絆」の大切さが見直され、婚約指輪は絆の「かたち」だというのが人気の理由です。「結婚」とは「男女の結びつき」であるだけでなく、つまるところは、「家族を作ること」なのだと再確認しました。


昨年、「無縁社会」という嫌な言葉が流行しました。少子高齢化に加えて、生涯非婚人口も増え続けています。このままでは多くの日本人が孤独死あるいは無縁死することが予想されます。もっとも大切な絆こそ「夫婦」であり、「家族」であることは言うまでもありません・・・・・というような話をした後、次のような短歌を詠みました。


   愛し合ふ二人の縁が結ばれて家族の絆ここに強まる   (庸軒)


その後、本部会議の後、福岡県飯塚市大分県中津市に新設するわが社の結婚式場の設計について打ち合わせしました。
荘厳なチャペルとともに、新しい感覚の神殿も設ける予定です。
スタイリッシュな神殿は、きっと大きな話題を呼ぶでしょう。
わたしたちは、これからも「むすびびと」集団として、1組でも多くの新郎新婦の「縁」を結び、家族の「絆」を強めていくお手伝いがしたいと願っています。


2011年7月1日 一条真也