上津役紫雲閣竣工式

一条真也です。

今日、わが社の新しいセレモニーホールの竣工式が行われました。
場所は北九州市八幡西区の上津役(こうじゃく)で、名称は「上津役紫雲閣」です。
おかげさまで、サンレーグループで48番目、福岡県では23番目のホールになります。


                   オープンした上津役紫雲閣

                    竣工清祓神事のようす


これまで北九州紫雲閣黒崎紫雲閣本城紫雲閣と、八幡西区には3つの紫雲閣がありました。しかし、広いエリア全域をカバーするにはキャパシティが足らず、一部の会員様、お客様には特にご不便をおかけしていました。ずっと新セレモニーホールに最適な土地を探していましたが、大和ハウス工業さんの御協力でようやく見つかり、オープンに至った次第です。施設の設計・施工も大和ハウス工業さんにお願いしました。
由緒ある鷹見神社から波多野宮司から来られ、滞りなく竣工清祓神事を終えました。


                     施主挨拶しました

            金山の流れは絶えず人びとの命をつなぐ紫の雲


その後、わたしは施主として次のように挨拶しました。
歴史ある上津役の地には、金山川という川が流れています。
その川の流れを見ていると、鴨長明の『方丈記』の次の一節が思い起こされます。
「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し」
川の流れも、人の世も、まさに無常であると感じます。
しかし、人間の「いのち」はこの世を卒業しても、あの世で続いてゆきます。
また、この世でも「いのち」は子孫に受け継がれてゆきます。
先祖がいつも見守ってくれるという祖先崇拝こそは、神道にも仏教にも儒教にも共通する日本人の心の柱です。そして、紫雲閣がお世話をさせていただく葬送儀礼こそは、そんな「いのち」のリレーを可能にするのではないでしょうか。
そんなことを申し上げた後、次のような短歌を披露しました。
「金山の流れは絶えず人びとの命をつなぐ紫の雲」(庸軒)


                     直会での会長挨拶


その後、青木支配人より、この地で多くの方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。
竣工式の後は、集合写真を撮影して、直会(なおらい)に移りました。
佐久間進会長が挨拶した後、鷹見神社の波多野宮司の乾杯の発声で宴がスタート。
最後は、橋本常務の音頭でサンレー名物「末広がりの五本締め」を行いました。
この上津役紫雲閣が多くの方々の安らかな旅立ちのお手伝いができますように。
なお、本日の「朝日」「読売」「毎日」の各紙に広告が掲載されました。


          「朝日新聞」「読売新聞」「毎日新聞」8月22日朝刊広告


2011年8月22日 一条真也