1500本目のブログ

一条真也です。

おかげさまで、ブログ記事が1500本目になりました。
昨年2月14日の開始から、658日間継続での1500本達成です。
ここまで早かったような気もすれば、ずいぶん時間がかかったような気もします。


1500本目になりました!(今回から、写真キャプションを左端に寄せます)



ブログをはじめて、思わぬ効果がありました。わが社の社員のみなさんが、社長であるわたしの考え方をよく理解してくれるようになったのです。
これまでも、社長訓示であるとか、社内報でのメッセージなどにおいて、ずいぶん社内向けのメッセージは発してきたつもりですが、それらの比べ物にならないほど、ブログの効果は絶大でした。みんな、わたしのブログを読んで、わたしの考えや想いを知り、理解し、あるいは共有してくれるようになりました。まあ、わたしの居場所が明白になってしまうのと、私生活が少々知られてしまうデメリット(笑)を除けば、ブログというのは本当に社長と社員のコミュニケーション手段として優れていると思います。
また、各種の進発式や懇親会、忘年会、新年会、社員旅行などの社内行事についても、ブログに思い出の写真を掲載すれば、みんなの「こころ」が1つになります。まさに、ハートフル・マネジメントを実現するための「ブログ・マネジメント」といったところです。



わたしのことを「日本一たくさんブログを書く社長」だという人がいます。
日本一かどうかは知りませんが、たしかに、たくさん書いてはきました。
当然ながら、基本的に会社ではあまり書きません。
でも、自宅の書斎や、出張先のホテルでたくさん書きました。
出張で移動中のときも飛行機や新幹線やサンダーバードやモノレールの中で書きました。社員旅行のときも、バスの中や旅館で書きました。とにかく、毎日、書きました。
いまや、わたしの「天下布礼」にブログは欠かせません。



これからは、iPhone4Sを使って書くこともあるでしょう。
iPadやiPhoneなどのスマホでブログを読むと、気づくことがあります。それは、パソコンの場合と違って、写真のキャプション(説明文)の位置がズレることです。
これまでは、パソコンで読むことを想定して、キャプションをセンターで揃えていました。
でも、それだとiPadやiPhoneなどのスマホではキャプションが右に寄ってしまい、2行にわたってしまったりして、読みにくいのです。
この1500本目を機に、写真キャプションを左端に寄せることにします。
どうぞ、ご了解いただきたいと思います。



わたしは、ブログとは「贈りもの」だと思っています。
よく、「一条さんはプロの書き手なのに、あんなに無料ブログをたくさん書いてもいいんですか?」などと言われたりします。しかし、ブログはタダだからいいのです。
そこに「贈与」という幸福な営みが生まれるからいいのです。贈与とは、贈る側も贈られる側も幸せになれる行為です。そして、まさにブログとは贈与なのです。
ちょうど、12月1日にサンレー本社で行った総合朝礼では「贈答」の話をしました。
贈答という行為は人間にとって地域を超えた普遍性を持っています。
人間とは、「贈答するヒトである」と言えるかもしれません。



現在、贈与はグローバル化社会を迎えて、じつに多彩な広がりを見せています。
贈与は、私的贈与と公的贈与に分けられます。毎年、年末の贈答の季節に行われる「歳末たすけあい」「海外たすけあい」、あるいはUNICEF(国際連合児童基金)の活動などが公的贈与です。ボランティア活動、献血、臓器移植、開発援助などは、いずれも公的贈与ということになります。
これらは、いずれも不特定多数の「見知らぬ人びと」に対する寄与もしくは寄付です。
さらには、ボランティア活動は「労働贈与」、献血は「血液贈与」、臓器移植は「臓器贈与」と言い換えることができます。
その意味では、ブログは「情報贈与」とでも呼べるべきものかもじれません。
大事なことは、人間は贈与すればするほど幸福になれるということです。
多くの読者の方々から「いつも、ブログを読ませていただき、ありがとうございます」と言われるのですが、ブログを書くことは自分が幸せになるためでもあるのです。
だから、いくら勧められても、わたしは有料の「メルマガ」には興味がないのです。



さて、ここまでの節目となるブログ記事は以下の通りです。
   1本目 「ブログはじめました!」  (2010年2月14日)
 100本目 「SOMEDAY」   (2010年3月23日)
 200本目 『葬式は必要!』  (2010年4月20日)
 300本目 「3つの記念日」  (2010年5月20日)
 400本目 『小暮写真館』  (2010年6月26日)
 500本目 「隣人の時代」  (2010年8月5日)
 600本目 「孔子との対話」  (2010年9月24日)
 700本目 『日本精神の研究』  (2010年11月7日)
 800本目 「紫雲閣忘年会」  (2010年12月18日)
 900本目 「新年祝賀会(宮崎)」 (2011年1月29日)
1000本目 「1000本目のブログ」 (2011年3月22日)
1100本目 「金沢は今日も雨だった」 (2011年5月11日)
1200本目 「500日、1200本」 (2011年6月28日)
1300本目 「鎌田東二先生、来る!」 (2011年8月20日)
1400本目 「隣人館の起工式」 (2011年10月7日)


これからも頑張って書きます!



1500本目をUPした感想は、「次は、2000本だな・・・」です。
わが社の創立45周年が来るべき50周年への区切りであるように、1500本目のブログも2000本目への通過点であるという思いが強いですね。
日々わたしのブログを読んで下さる方々には、心より感謝しております。
ブログという電子メディアを通じて、書き手と読み手には「電縁」というものが生まれます。この「電縁」も、有縁社会を成す大切な「えにし」の1つです。
みなさんとの「電縁」を頂けたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、頑張って書きますので、よろしくお願いいたします。


2011年12月3日 一条真也