観光の基本は礼

一条真也です。

日本商工会議所は、「観光で日本を元気に」をスローガンにしています。
ブログ「観光振興大会」で紹介したように、11月24日から3日間にわたって「全国商工会議所観光振興大会in関門」が開催されました。
今日の「読売新聞」朝刊で、その特集が組まれています。


「読売新聞」12月19日朝刊



24日には北九州市でパネルディスカッションが開かれ、わたしも参加しました。
「新しい時代の観光〜連携観光の明日を考える」というテーマでした。
新聞には、当日のコーディネーターおよびパネリストの方々の発言の要旨が紹介されています。わたしは「観光の基本は礼、思いやり、ホスピタリティー」でした。
パネルディスカッションの中でも、「小倉では小笠原流という礼法、思いやりの作法が発達した。それを市民に広げて、外から来られた方を誠心誠意、思いやりでおもてなしをしようという取り組みをしている」と語りました。



そして、「百万にこにこホスピタリティー運動」などについて紹介しました。
わたしは、「おもてなしの基本である礼法の教育を徹底し、認定資格を目指してスキルをつける教育を行っている。いいおもてなしをしたホテル、飲食店を認定していく『おもてなし検定』を検討している」と述べ、続けて「観光の基本は礼、思いやり、ホスピタリティー。北九州市がその1番の都市になりたいと思っている」と訴えました。



そして、最後には「関門を見ずして観光と言うなかれ」。自然、歴史、文化、グルメ、ホスピタリティー、これら全てが関門にはあると思う」という発言が掲載されていました。
「関門を見ずして観光と言うなかれ」は、じつはかなりの反響がありました。
これは、「日光を見ずして結構と言うなかれ」のもじりです。
ちなみに、日光は基調講演をされた徳川恒孝先生のご先祖である家康公を祀る東照宮があり、わた自身が観光に訪れたばかりでした。
関門には、自然、歴史、産業、グルメ、そしてホスピタリティのすべてがあります。特に、高齢者の多さを強みとする北九州は高齢者にやさしい観光都市をめざしたいです。



本当は、「ナポリを見て死ね」をもじって、「関門を見ずに死ねるか」とか「関門を見て死ね」というのも考えたのですが、強烈すぎるので止めておきました(苦笑)。
今日の新聞を読んで、当日のことを思い出しました。
みなさんも、ぜひ関門へお越し下さい!
関門といえば、日本で最も朝鮮半島に近いですね。
北朝鮮金正日総書記が死去したニュースには驚きました。


2011年12月19日 一条真也