入社式

一条真也です。

朝、出社すると、秘書の織田さんをはじめ多くの社員がエイプリルフールのジョークに引っ掛かったと言っていました。わっはっは、なんだか愉快ですな。
まず、サンレー本社で、月初の総合朝礼が行われました。
そこでの社長訓示では、わが社は「礼業」であると訴え、次の短歌を詠みました。
「わが社をば何の会社と人問はば 礼の社と胸を張るべし」


一同礼!



さて、午前10時からサンレーグループ入社式が松柏園ホテルで行われました。
今年も多くのフレッシュマン&ウーマンが入社してきました。
入場してから席に着くまで、けの一糸乱れぬリズミカルな歩行でした。
ブログ「WRLD ORDER」で紹介したパフォーマンス集団も顔負けです。
また、挨拶といいお辞儀といい、気合が入っていて誠に礼儀正しい!
さすがは、社員教育の達人であるサンレー人事課の甲木課長が指導しただけのことはあります。素晴らしい「礼」を示した新入社員に対して、入社式に参列した役員・幹部一同は心より歓迎の意を表しました。


社長訓示を述べました



入社式では「開式の辞」でスタートし、「社歌斉唱」の後で「入社発令」をしました。
社長であるわたしは、すべての新入社員に辞令を交付しました。
1人づつ名前を読み上げ、心を込めて交付しました。
その後、社長訓示を述べました。
わたしは、新入社員たちに以下のようなメッセージを伝えました。
時代は常に変化します。今から2500年前にブッダは「諸行無常」を説きました。また、時を同じくしてギリシャの哲学者ヘラクレイトスは「万物はすべて流転する。太陽ですらも、今日の太陽はもはや昨日の太陽ではない」と喝破しています。
さらに時代を遡れば、中国古代の殷王朝を開いた湯王は孔子も賛美した名君ですが、彼が沐浴に使った器には「苟(まこと)に日に新たにして、日日に新た、又日に新たなり」という言葉が彫ってあったといいます。
「日に新た」ということを心がけ実践していくことが大切で、本当にそれを行なえば次々と自分が新しくなっていくという意味です。



何より変化しなければならないのは、新入社員のみなさん自身です。
若いみなさんは、会社や社会を変化させる大きな力を秘めています。
しかし、会社や社会を変化させる前に、まず、あなた方が変わらなければならない。
みなさんは、これまで授業料というお金を親に払ってもらって勉強していました。
しかし、これからは会社が給料というお金を払います。
当然ながら、これからは責任感が求められます。
「新」という漢字は「親」と語源が同じです。何かを新しく変化させる場合、それに親しむことができて、はじめて深く理解し、新しくすることができるのです。
ですから、まずはこの会社に親しんでください。上司や先輩に親しんでください。
そして、企業風土や企業文化に親しんでください。そのうえで、「これではいけない」「ここの部分は変えないといけない」と思ったら、大いに行動に移してください。
わが社のミッションは「人間尊重」であり、それは「礼」の精神に通じる。
具体的には、「冠婚葬祭を通じて、良い人間関係づくりのお手伝いをする」ということ。
「こころ」に「かたち」を与える冠婚葬祭業は、真の意味で人間を幸せにする力を持っている。「日本人を幸せにするのは、自分たちである」というぐらいの気概を持って、ともに頑張っていこう! 今日は、そういったことを話しました。



社長訓示の後は、「新入社員紹介」「新入社員決意表明」と続きます。
わたしは、北九州本部の尾倉君と北陸本部の岩瀬さんから力強い決意表明を受け取りました。そして、沖縄本部の赤嶺謙君のリードで全員で「経営理念」「S2M宣言」を唱和しました。大きな声で、非常に気合が入りました。


佐久間会長が挨拶しました



入社式の閉会後は、写場に移動して「記念写真撮影」を行いました。
それから、「歓迎昼食会」が開かれました。
最初に佐久間進会長が挨拶し、「明るい会社の基本は挨拶です」と話しました。
佐久間会長の話は最初から最後まで「挨拶」の重要性を訴えるものでした。
そして全員で「いただきます」の挨拶をし、役員・幹部一同と新入社員一同で松柏園ホテルの美味しい松花堂弁当をいただきました。



いつもながら、新入社員のみなさんは未来への希望を感じさせてくれます。
緊張感とやる気でいっぱいの新入社員を前にすると、こちらまで身が引き締まるような思いです。そして、人生の一部をわが社に託してくれたことに対して、限りない感謝と親愛の念を抱きます。彼らが幸せな人生を歩めるように、社長も頑張らないと!


2012年4月2日 一条真也