無縁社会シンポジウム報道

一条真也です。

ブログ「無縁社会シンポジウム」で紹介した今年1月18日の座談会は、各方面から大きな反響を呼びました。(社)全日本冠婚葬祭互助協会の主催で、「無縁社会を乗り越えて〜人と人の“絆”を再構築するために」という新春座談会でした。


「SOGI」通巻128号



その後、各種メディアで座談会の報道がされています。先日も、冠婚葬祭業界のオピニオン・マガジンである「SOGI」通巻128号で2ページにわたり紹介されていました。
「全互協が新春座談会開催」として、その内容が書かれています。


週刊ポスト」3月23日号



また、「週刊ポスト」3月23日号でも見開きで紹介されました。
「年齢差婚だけでは解決しない 急増する65歳以上の独居者 『無縁社会孤独死』」という、いかにも週刊誌チックなタイトルがつけられています。
全互協の杉山雄吉郎会長も写真入りで登場され、「冠婚葬祭業者は、“孤独死”は誰にでも起こりうるという現実に直面している」と語っておられます。


「互助会通信」第401号



全互協といえば、その会員紙である「互助会通信」第401号にも、新春座談会の模様が詳しく紹介されています。今から振り返ってみても、「無縁社会の克服」をテーマとする画期的な座談会だったと思います。
会場は、新横浜の「ソシア21」です。司会には、佐々木かをり氏をお招きしました。
そして、本日の出演者は、以下のメンバーでした。
・奥田知志氏(日本ホームレス支援機構連合会会長、NHK「無縁社会」コメンテーター)
鎌田東二氏(哲学者、宗教学者京都大学こころの未来研究センター教授)
島薗進氏(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
山田昌弘氏(中央大学教授、内閣府男女共同参画会議・民間議員)
一条真也(作家・経営者・平成心学塾塾長・北陸大学客員教授
業界関係者として小生も参加しました。冠婚葬祭互助会の社会的役割が根本から問われている今、自分なりの考えを業界のみなさんに訴えました。


なお、この座談会の内容は映像に残し、全互協のHPで配信されます。
このたび、5分バージョン、16分バージョンの映像が完成しました。
その映像をもとに広くアンケートを実施し、その結果を報告書にまとめます。
報告書は、行政をはじめ、各方面に配布する予定です。
また、単行本としても出版されることが決定しています。
無縁社会から有縁社会へ』(水曜社)という本です。
この座談会が、無縁社会を乗り越え、新しい「絆」づくりの礎となることを願っています。
なお、わたしは、5月24日(木)にも、愛知県の知多半島曹洞宗の僧侶の方々を対象に「無縁社会の克服」をテーマとした講演を行います。


講演といえば、今夜わたしは小倉で講演を行います。
テーマは「グリーフケア〜のこされたあなたへ」です。
多くの犠牲者を生んだ東日本大震災から1年が経過して、愛する人を亡くした人たちの悲しみをどうすれば癒すことができるのか、また大震災以外で愛する人を亡くした方々のグリーフケアについてもお話しいたします。
日時は、4月12日(木)18時30分〜20時です。
受講料は消費税込みで2100円、維持費が210円となっています。
受講申し込み・お問い合わせは、下記の通りです。
〒802−0001 北九州市小倉北区浅野2−11−15(小倉駅新幹線口)KMMビル別館2階   よみうりFBS文化センター
TEL:093−511−6555    FAX:093−541−6556
E−mail:yomiuri-fbs@tempo.ocn.ne.jp
HP:http://yomiuri-cg.jp



会場はJR小倉駅に隣接したビルで、駅の北口を出て徒歩2分の距離です。
今回はご案内が大変遅くなってしまい、申し訳ありません。
北九州市ならびに周辺にお住まいの方は、ふるってご参加下さい。
心を込めて語らせていただきますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
飛び込み参加も大丈夫です。まだ空席が少しだけありますので、どうぞ!


2012年4月12日 一条真也