「PARTY’S OVER」

一条真也です。

いま、花見と月見を兼ねた集まりから戻ってきました。
和風パーティーというか、まあ宴会ですね。
あいにくの雨で月見はかないませんでした。
でも、親しくさせていただいている方々との会話が弾みました。
IT社会ですが、こうやって実際に人と人とが会う機会は大切ですね。
ITが進歩するばかりでは、人間の心は悲鳴をあげて狂ってしまいます。
やはり、人が集う機会がたくさんある社会でなければなりません。
今夜も、有意義かつ楽しいひと時を過ごすことができました。


さて、宴からの帰り道は何だか物寂しいですよね。
いわゆる、「祭りの後」というやつですが、その気分を歌った名曲があります。
楠瀬誠志郎の「PARTY’S OVER」です。
なんだか悲しくなるほどに美しい歌です。  
この曲を聴くと、これまで参加してきた多くのパーティーと、たくさんの人たちのなつかしい顔が浮かんできます。
もちろん、ホテルやレストランなどで開かれる懇親会や各種の記念祝賀会、それに結婚披露宴も思い出されます。
でも、それ以上に心に残るのは、自宅で開くホーム・パーティーです。
学生時代もそうですが、結婚して家庭を持ってからもクリスマスを中心に数々のホーム・パーティーを開いてきました。



おいしい料理とお酒を前にして、はずむ会話と笑顔。
そして、夜も更けて会がお開きになる。
この歌の歌詞のように、「大げさに握手して、それぞれが家に向かう、一人ひとり」。
こうやって、集うことができる親しい人がいることは本当に幸せなことです。
フランスの作家サン=テグジュぺリが言うように、「真の贅沢は人間関係の贅沢である」ということを実感した夜でした。


2010年3月31日 一条真也