別れのうた♪

一条真也です。

先日、「桜が散った後のうた♪」をご紹介しました。
その後も、どんどん散る桜を見ていたら、「別れ」のイメージが湧いてきます。
「別れ」をテーマにした歌には非常に名曲が多いです。
中でも、特に70年代の歌謡曲に「別れ」の名曲が多いですね。
東京は銀座の山野楽器店で「青春歌年鑑 70年代総集編」という2枚組CDを買って、それに気づきました。ここでご紹介する3曲とも、そのCDに収録されています。


まず最初の曲は、ペドロ&カプリシャスの「別れの朝」です。
オーストリアの歌手ウド・ユルゲンスの歌のカバーです。
ペドロ&カプリシャス初代ボーカルの前野曜子が歌いました。
ちなみに2代目ボーカルが高橋まり(高橋真梨子)ですね。


いやあ、いいですねぇ!
別れの朝に冷めた紅茶を飲む二人。
そして、ちぎれるほどに激しく手を振る彼氏。
なんだか、上村一夫の「同棲時代」を思い出してしまいます。
次も、「同棲時代」を思わせる別れの歌で、由紀さおりの「手紙」です。
「夜明けのスキャット」もそうでしたが、由紀さおりの声は本当に美しくて上品ですねぇ。


いやあ、これもいいですねぇ!
二人で育てた小鳥を逃がし、二人で開けた窓に鍵をかけ・・・・・
センチメンタルな歌詞ですよねぇ。
でも、何かの歌詞に似ていると思ったら、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」でした。
二人で名前消して、二人でドアを閉めて・・・・・
この歌、長年わが社の広報担当を務められた朝妻貞雄さんが好きでしたね。
なんでも以前、わが社の松柏園ホテル尾崎紀世彦がディナーショー出演のために来たとき、朝妻さんが送迎で車を運転したとか。
そのとき車がエンストしたのですが、なんと尾崎紀世彦が車のボンネットを開いて修理してくれたそうです。
「本当に気さくな方だった」と、朝妻さんはよく言っていました。
その朝妻さんも、昨年、定年退職しました。
その送別会で、わたしは「また逢う日まで」を歌いました。
その後は連絡がありませんが、朝妻さん、お元気ですかぁ?


2010年4月9日 一条真也