空のうた♪

一条真也です。

今日は、また好天の日曜日です。
とても暖かくて、春というより初夏みたいですね。
明日から東京に出張ですが、今度こそ東京の気温は大丈夫でしょうね。
もう今年になってから何度も東京の寒暖差には痛い目に遭ってきましたからね。
さすがに、今回はコートを持っていかないつもりですけど。
ニュースによると、今年はコートをクリーニングに出す人が少ないとか。
いつまでも寒いので、コートが不要にならないのですね。
それで、クリーニング店の売り上げが下がっているそうです。野菜の高値も続いていますし、いくら文明が発達しても、まだまだ人間は自然の影響下にあるのですね。
そんなことを考えながら庭に出て、空を見上げると、これはまた抜けるような青空!


                 わが家の庭から見上げた空


青空って、本当にいいですよね。
なんだか、人間界を超えた大きな世界の存在を感じてしまいます。
一昨日のブログ「フォトグラファー」で、安田淳夫さんの写真について触れ、そこで人間の悲しみを癒すのは自然だけというようなことを書きました。
青空が失恋の深い悲しみを癒すという素晴らしい名曲があります。
西城秀樹の「ブルースカイブルー」です。
わたしが小学校高学年から中学生くらいにかけて、西城秀樹は本当に大スターでした。
なぜか、小学5年生の次女も「西城秀樹」という名前をよく知っていました。
テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」に、時々アニメ化された西城秀樹が登場するとか。
わたしは、バラード・シンガーとしての西城秀樹の歌唱力を非常に高く評価しています。
その彼のバラードの中で、この「ブルースカイブルー」こそは最高傑作だと思います。
「青空よ心を伝えてよ、悲しみはあまりにも大きい」という歌詞も心に沁みます。


青空といえば、わたしには忘れられない曲があります。
サーカスの「アメリカン・フィーリング」です。
代表作「Mr.サマータイム」と並ぶ名曲です。
飛行機の中から恋人からのエアメールを読み返し、「窓の外はスカイブルー」。
それは、翳りひとつない愛の色・・・・・。
「自由な空に誓ったのよ、愛する人はあなただけ、今日からもう何も迷わない」・・・・・。
いやあ、いいですねぇ。
この曲を聴いて、心からアメリカに行きたくなりました。大学生のとき、友人の高橋信君と一緒に全米を旅したのですが、ウォークマンにこの曲を入れて行きました。
フロリダだったかワイオミングだったか、とにかくセスナで大自然を観光するときにも聴きました。ものすごくスケールの大きなアメリカの青空をながめながら聴く「アメリカン・フィーリング」は、もう最高でしたよ!
一度、松柏園ホテルのディナーショーにサーカスを呼んだことがあります。
さすがに、ハーモニーが素晴らしかったですね。


最後に、青空を見ていると、たまらなく自由を感じますね。
わたしは、シャガールの絵が大好きなのですが、それは登場人物が空を飛ぶ絵が多いからです。
人間は、ふだん重力に縛りつけられて生きています。
重力とは、さまざまな世俗の因習や複雑な人間関係や煩悩のシンボルでもあります。
それらの呪縛から解き放たれて空を飛びたい。
誰でも、そう思うことがあるはずです。
そういえば、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「魔女の宅急便」「紅の豚」といった一連の宮崎駿監督の作品の人気が高いのは、宮崎アニメに空を飛ぶシーンが多いことが理由の一つかもしれませんね。
あらゆる人間が抱く自由への憧れ。
その想いを高らかに歌い上げたのが、スピッツの「空も飛べるはず」です。


ちなみに、3月22日のブログ「癒しのうた」にも書いたように、わたしの夢は気球に乗って世界一周することです。


2010年4月25日 一条真也