能登半島

一条真也です。

北陸大学での講演が終わると、わたしは能登半島に向かいました。
今日の午後は比較的時間の余裕がありました。
そこで、能登半島にあるわが社の施設を視察しようと思ったのです。
石川県は非常に広く、金沢から輪島までは約120キロの距離です。
でも、能登半島の最奥部にある珠洲までは130キロです。
130キロといえば、じつに金沢〜京都間の距離と同じではないですか!
片道1時間45分かけて、ようやく輪島に到着しました。


                  アフロディーテ輪島の前で


輪島には、わが社の冠婚衣装店である「アフロディーテ輪島」があります。
いきなり訪れると、2名の社員さんがいらっしゃって、たいへん驚かれていました。
古坊さんという方など、「社長さんが来るとわかっていたら、何か輪島の茶菓子を用意したのに!」と言われて、おいしい番茶を入れてくれました。
見ると、「能登の花ヨメ」のポスターが入口に貼られ、店内にも撮影風景の写真などが飾ってあります。「能登の花ヨメ」は、2008年に公開された田中美里主演の映画です。
地方紙の雄である「北國新聞」の創刊115周年記念作品として2004年から企画がスタートしていました。
しかし、2007年3月35日の能登半島地震でシナリオを根本的に見直し、震災復興に立ち向かう能登の人々の姿を大幅に取り入れたのです。


能登の花ヨメ」は、田中美里演じる主人公の女性が東京でハウスウエディングを挙げる予定でしたが、地震の発生をきっかけに自分の原点を見つめ直し、最後は生まれ故郷の能登で昔ながらの結婚式を挙げるという感動のストーリーです。
まさに、世の多くの「ふるさと不足」の人々のハートにヒットした映画でした。
そして、わが社の「アフロディーテ輪島」も映画製作に協力したのです。
主人公の花嫁がかぶる綿帽子、帯留め、草履などの小物を提供しました。
古坊さんから田中美里の白無垢姿の写真を何枚も見せられました。
わたしは、白無垢姿の花嫁を心から「美しい」と思いました。
ウエディングドレスもいいですが、やはり日本女性には和装が似合います。
アフロディーテ輪島店」の看板娘である山下さんが、「能登の花ヨメ」はDVDにもなっていると教えてくれました。ぜひ、近いうちにDVDを購入して、観たいと思います。



               「刑事犬カール」に出演した伊藤充さん


ちなみに、往復3時間半におよぶ金沢〜輪島の運転をしてくれたのは、わが社の結婚式場である「マリエールオークパイン小松」の伊藤充支配人です。
伊藤支配人は、かつてテレビドラマ「刑事犬カール」で木之内みどりと共演した経験を持ちます。それも、なんと木之内みどりのお見合いの相手役です!!
なんでも、その当時から20キロほど体重が増えたとか。
いやいや、どうして!日焼けした肌に白い歯、今でも石川県を代表する男前ですわ。
木之内みどりは、小学生時代のわたしのアイドルでした。
いやぁ、「刑事犬カール」、なつかしいですねぇ。


2010年6月22日 一条真也