祈りのかたち

一条真也です。

おかげさまで、「サンクスフェスタ」が無事に終了しました。
雨にもかかわらず、たくさんのお客様がお越し下さいました。心より感謝しています。
沖縄名物の「感謝と鎮魂の祈り」のお茶、ぶくぶく茶をいただきました。


                     ぶくぶく茶をいただく


今日は、落語会や抽選会、各種の販売会などでも盛り上がりましたが、、長寿祝の展示会、盆用品の展示会なども行われました。
そこには、さまざまな日本人の「祈りのかたち」がありました。
人形供養祭には、非常に古い時代のものから、最新のキャラクター人形まで、いろんな人形が集まりました。その数、じつに2000体以上!
日本人形、フランス人形、そして各種ぬいぐるみもあります。


                     人形供養

                   集められた人形たち


人形というものは、いくら邪魔になっても、なかなか捨てられないものです。
人間の姿をしていますし、何より愛用していた人間の想いが込められているからです。
この人形供養祭は、もともとサンレー北陸の「サンクスフェスタ」で行っていたものですが、大好評につき数年前から北九州でも開催しています。
じつに数千体の人形が持ち込まれ、並べると壮観で、まさに「人形博物館」のようです。
それらを、まとめて供養するのです。持ち主であった人間の祈りを込めて。


                     長寿祝コーナー


また、長寿祝展示会において、還暦(61)、古稀(70)、喜寿(77)、米寿(88)、卒寿(90)、白寿(99)の衣装や料理などを展示しました。
これもまた、「長生きしたい」「長生きしてほしい」という祈りのかたちです。
長寿祝で自らの「老い」を祝われるとき、人は祝ってくれる人々への感謝の心とともに、いずれ一個の生物として自分は必ず死ぬという運命を受け入れる覚悟を持ちます。
また、長寿を祝われることによって「翁」となった自分は、死後に神となって愛する子孫たちを守っていくのだという覚悟を持ちます。
高齢者にそういった覚悟を自然に与える力が、長寿祝にはあるのです。


                      葬儀の仏式祭壇

                       仏壇コーナー

                     盆用品コーナー


そして、葬儀の祭壇や仏壇や盆用品です。
思いやり、感謝、感動、癒し、夢、希望など、この世には目には見えないけれども存在する大切なものがたくさんあります。
逆に本当に大切なものは目に見えません。
その本当に大切なものを「見える化」したのが、祭壇や仏壇や盆用品などです。
祭壇や仏壇を前にしたとき、人は死者を想います。
今は亡き、愛する人があの世で幸せに暮らしていることを祈ります。
また、あの世から自分を見守ってほしいと祈ります。
今日の「サンクスフェスタ」では、いろんな祈りのかたちに触れることができました。
社員のみなさんも、一日、お疲れ様でした。
イベント終了後の終礼で、みなさんに「ありがとうございました!」と言いました。
感謝に始まり、感謝に終わった一日でした。


              社員のみなさん、ありがとうございました!


2010年7月3日 一条真也