フラッシュは緑色?

一条真也です。

本日、写真週刊誌「FLASH」8月3日号(光文社)が発売になりました。
「葬式で『坊主丸儲け』は本当か?」という特集が組まれています。
書いてある内容には疑問点も多いですが、いかにも週刊誌の記事といった感じですね。


                 本日発売の「FLASH」最新号


特集の最後には囲み記事として、島田裕巳氏とわたしの二人が写真付きで取り上げられています。そこでの両者の意見はストレートに紹介してくれました。
少なくとも、わたしの意見はコンパクトに、うまくまとめてくれています。
大見出しは、「そもそも葬儀はいるのか、いらないのか?2大ベストセラーの著者が激突!」となっています。
「2大ベストセラー」というのが面映いですね。島田サン、すみません。(笑)
また、「必要派」のわたしの見出しは「遺族の心のケアとして重要なんです!」で、「不要派」の島田氏の見出しは「お墓も戒名も必要ありません!」となっています。
先日はNHKでの討論番組も放映されましたが、すっかり二人は両陣営の代表的存在とされているようです。


                 またしても激突!(笑)しました


葬儀業界の専門誌「SOGI」の最新号(117号)に、『葬式は必要!』(双葉新書)の書評が出ていますが、そこで、編集長の碑文谷創氏は次のように書かれています。
島田裕巳『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)が出てすぐ、反論として書かれた本。このフットワークの良さが、今書店では島田の本と著者の本が並べられ相乗効果をもたらしているようだ。はからずも読者に選択権を与える結果となった」
ブログ「新緑の季節」にも書いたように、碑文谷氏といえば業界でも辛口で有名な方なのですが、この書評は嬉しかったです。
本当に、「読者に選択権を与える」ことが出来たなら本望です。
葬式は必要!』のカラーは緑色で、「幸福」や「希望」を表しています。
ブログ「キセキ」にも書いたように、「天下布礼」のグリーン・ウェーブが拡大してゆくことを願っています。


                 ヤフーの今日のトップ・ニュース


緑色といえば、ヤフー・ニュースを見ていたら、「幸せの『緑の光』」という興味深いニュースが出ていました。
なんでも、「グリーンフラッシュ」と呼ばれる現象が7月18日に石垣島で観測されたとか。非常に珍しい現象で、石垣在住の中西康治さんというカメラマンの方が貴重な瞬間の撮影に成功されたそうです。
7月19日付の「石垣経済新聞」には次のように書かれています。
グリーンフラッシュは地球の丸みに沿って丸くなっている大気がプリズムとなり、屈折によって太陽の上側にずれて見える波長の短い緑色の光が地平線や水平線に沈む一瞬だけ強く浮き上がる現象を言う。大気の透明度や気象条件がそろった時にだけ見られるもので、めったに見られないことからハワイやグアムでは『グリーンフラッシュを見た人は幸せになる』という言い伝えがある」
いやあ、なんて素敵な話なのでしょうか!
そういえば、父である佐久間進サンレー会長は、つい先日まで石垣島に滞在していたことを思い出しました。佐久間会長は、この世で一番、石垣島を愛しているのです。
18日といえば、島を離れてからすぐではありませんか。
残念!佐久間会長にグリーンフラッシュを見てほしかった。


                 これがグリーンフラッシュだ!


グリーンフラッシュには、人を幸せにする力があるそうです。
わが社は、石垣島でも冠婚葬祭事業を営んでいます。
ブログ「沖縄力」にも書いたように、沖縄ほど冠婚葬祭を大切にする地域はありません。
特に、石垣島に代表される八重山諸島の人々の儀式に対する想いには強いものがあります。わが社は、石垣島八重山紫雲閣という施設を有しています。
美しい川平湾を望むセレモニーホールです。
まさに、その川平湾からグリーンフラッシュが観測できたのです。
ぜひ、石垣島を中心とした沖縄の「有縁社会」の風を本土にも吹かせなければならないと考えています。そして、今こそ本土は「沖縄復帰」すべきでしょう。



グリーンフラッシュとは、「天下布礼」の幕がいよいよ琉球から上がったことを示しているように思えてなりません。
何よりも、不思議な自然現象の名が「グリーンフラッシュ」で、葬儀を特集した本日発売の雑誌の名前が「フラッシュ」です。
こんな偶然があるでしょうか。まさにシンクロニシティです!
そう、「FLASH」から「GREEN FLASH」へ。
「葬式無用論」から「葬式必要論」へ。
無縁社会」から「有縁社会」へ。
ようやく梅雨も明けたことですし、緑色の琉球からの風が日本列島の隅々にまで吹きわたることを願っています。


               石垣島にあるサンレー八重山紫雲閣


2010年7月20日 一条真也