江ノ島

一条真也です。

藤沢で所要を済ませた後、わたしは江ノ島に向いました。
小田急線の片瀬江ノ島駅で下車し、iPodでサザンオールスターズのナンバーを聴きながら、海を横目でながめつつ、江ノ島を歩き回りました。「海のYeah!!」という2枚組のベストアルバムを全部聴くまで、ひたすら歩きました。
歩きながら、「桑田サンが元気になりますように」と何十回もつぶやきました。
古今東西の宗教のマントラに精通した(?)わたしの真言により、必ずや桑田佳祐氏は食道ガンから快癒され、見事な復活を遂げられることでしょう。


                  小田急片瀬江ノ島駅

                ウィンドサーフィンのある海の風景

             湘南の海をながめながら、サザンを聴きました


サザンといえば、昨日の午後、ちょっとした嬉しいことがありました。大学のゼミの仲間で、青山フラワーマーケットを展開する井上英明君から、久々に電話があったのです。
井上君はトライアスリートとしても有名なのですが、昨日、横須賀での大会を終えた後、サザンの歌を聴いていたら、カラオケでわたしがサザンをいつも歌っていたことを思い出し、わたしの声が聴きたくなったというのです。いやあ、嬉しいこと言ってくれるじゃありませんか!井上君とは、近いうちに飲む約束をしました。
ちなみに彼は、学生時代から加山雄三の大ファンでした。
加山雄三と弟分のザ・ワイルドワンズは、湘南サウンドのハシリですね。
サザンの歌は、初期の「勝手にシンドバッド」「いとしのエリー」、そして「夏をあきらめて」が特に心に染みました。江ノ島の風景とマッチして、本当に良かった!



それにしても、江ノ島はハンパじゃなく暑かったです。
わたしは、ラルフローレンの青のポロシャツ、トゥルーレリジョンのデニム・ジーンズといったイデタチだったのですが、汗でグッショリになりました。
そこで、夕方、磯料理の店に飛び込み、生ビールを注文。一気に飲み干したら、いやあ、生き返りました!それから、江ノ島名物であるサザエの刺身、サザエの壺焼き、そして江ノ島名物の生シラス丼を食しました。いやあ、その旨さといったら!
冷酒もしこたま飲んだわたしは、すっかり酔っ払ってしまいました。


                  江ノ島名物料理の数々を見よ!

                  「あしなが育英基金」の広告


帰りの電車の中で、AC(公共広告機構)の中吊り広告が目にとまりました。
あしなが育英会」の広告で、かわいい女子高生が微笑んでいます。
「名前も知らない親たちが、彼女を高校生にしてくれた。」というキャッチコピーに続いて、次のように書かれていました。
「彼女は幼い頃、親を亡くしました。
きっと自分は高校になんて行けない。
そんな思いで進学をあきらめていた彼女を、
全国にいる『あしながさん』が支援してくれたのです。
名前も知らない親たちへ、ありがとう。
そんな思いを胸に、彼女は大学進学という
新たな夢へと歩き始めました。」
これを読んだとたん、わたしの涙腺は緩みに緩み、不覚にも電車の中で号泣してしまいました。おそらく、直前に飲んだ生ビールも冷酒もすべて涙となって水分が放出されてしまったのではないでしょうか。わたしの前に立っていた50代くらいのサーファーおじさんが、なんだか脅えたような顔でこちらを見ていました。(泣笑)
泥酔しているせいか、話題も文章も支離滅裂のような気がします。大丈夫か、オレ?!



それにしても、親のない子どもさんを進学させてあげるなんて、世の中には立派な方々がいるものです。心から尊敬の念を抱かざるをえません。
わたしは高校生の長女の顔を思い浮かべました。彼女は、最近、ボランティアに関心があるようで、先日はホームレスの方々の炊き出しにも参加していました。
娘に負けないように、わたしも「世の中の役に立つことをしたい!」と強く思い、まずは電車の座席を老婦人に譲ってさしあげました。
「ありがとうございます」という老婦人のお礼の言葉に、また感動。(泣)
というわけで、センチメンタルな一日となりました。それにしても暑かった!(疲)


2010年9月5日 一条真也