全互協の康夫ちゃん

一条真也です。

四国の高松に来ています。
社団法人・全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の山村直毅さんと一緒です。
山村さんは、白熊を思わせる巨体に知性を兼ね備えた46歳のタフガイです。


                      山村直毅さん


わたしは現在、全互協の理事で、広報・渉外委員長を務めています。
山村さんは、そのサポートをして下さっています。
また、わたしは業界新聞である「互助会通信」にずっとコラム「独言」を連載しています。
その「互助会通信」の編集管理も、山村さんがやって下さっています。
さらには社会貢献基金助成金の交付に関して、わたしは全国を回らなければならないのですが、そのお世話もしていただいています。本当に、山村さんのおかげで、わたしも業界活動ができるわけですので、感謝しています。
山村さんは秋田のご出身で、東京の大学を卒業後、東邦生命に入社されました。

本社の経理部などを経て、北九州で営業マンとして5年の歳月を過ごされます。

営業マン時代は、非常に優秀な成績だったようです。
そんなに押しが強い感じはしないのですが、ソフトな交渉力が幸いしたのでしょう。
「北九州は本当に良い所ですねぇ。また、行きたいなぁ」と言われていました。



高松の街で一緒に飲んだのですが、音楽にとても詳しいので驚きました。
山村さんはフォークが好きで、特に南こうせつの大ファンだそうです。
わたしがNHKの番組で一緒だったことを知り、「うらやましい!」と言われていました。
また、学生時代はジャズ・バンドでキーボードを担当されていたとのことで、80年代の洋楽の話で大いに盛り上がりました。
わたしも80年代のアダルト・コンテンポラリーブラック・コンテンポラリーが好きなのですが、かの田中康夫氏の著作から多くの知識を得ました。
そういえば、山村さんは田中康夫氏によく似ています。
本人いわく、「よく言われます。昔は、もっと言われました」とのこと。
長野で開催されたスペシャル・オリンピックスで田中元知事に会ったとき、そのことを告げたところ、元知事も似ていることを認めたとか。
ですから、山村さんは田中康夫公認「全互協の康夫ちゃん」なのであります。(笑)



山村さんは、現在の日本の音楽業界を大いに憂いておられました。
なんでも、80年代と違って、洋楽のCDは1年間のレンタルが認められておらず、音楽においては事実上の鎖国状態にあるそうです。
山村さんは、自身のブログなどで、その異常事態の打破を訴えておられるとか。
このままでは、日本は世界の音楽シーンから取り残されてしまいます。
また、世界で知られている日本人アーティストは、坂本龍一喜多郎、宗次郎、それに亡くなった姫神ぐらいしかいないそうです。
好物のウイスキーをチビチビ飲みながら、熱い想いをクールに語る山村さんの姿を見て、わたしは「ああ、本当に康夫ちゃんに似ているなあ」と思いました。(笑)
山村さん、これからも、よろしくお願いしますよ!


2010年10月19日 一条真也