幸福論

一条真也です。

今朝の「西日本新聞」の「ひと」欄に、わたしの紹介記事が掲載されました。
吉村次郎さんという31歳の若い記者の方が書いて下さった記事ですが、インタビュー取材後も、何度も追加取材の電話をいただき、その熱心さに頭が下がりました。


               10月26日付「西日本新聞」朝刊より


さて、わたしは「『葬式は必要!』を出版した作家」として紹介されています。
今年は、なんだか、この肩書きで呼ばれることが多いです。(笑)
基本的には、人間にとって「水は必要!」とか「酸素は必要!」と同じ当たり前のことを言っているわけで、自分でもときどき、「なんで、こんな当然のことを、わざわざ言わなければならないのかなぁ?」と思います。
もちろん、「葬式は無用」と考える人がいるからですが、そんな考えが全国に広まっては日本人がみな不幸になってしまうので、この本をあえて書いたわけです。
そして、この新聞記事にもあるように、1週間で書き上げました。いつも「葬式は必要である」と考えていたので、頭の中にあることをそのままアウトプットしただけです。
わたしは思い入れのある本ほど猛スピードで書くのですが、先に脱稿した『隣人論』(仮題、三五館)も短期間で一気に書きました。「隣人祭り」については毎日のように考えているので、頭の中に本の内容が詰っていたからです。



昨日、はせがわの長谷川裕一会長から、多くの方々に「この人は、『葬式は、要らない』に対抗して、敢然と『葬式は必要!』という素晴らしい本を書かれた方です!」と大きな声で紹介していただき、たいへん恐縮しました。
おかげさまで、多くの方々から支持をいただき、版を重ねております。現在、アマゾンでは品切れのようですが、すぐに在庫補充の予定です。
続編の『ご先祖さまとのつきあい方』(双葉新書)の反響も大きく、今日送られてきた「フューネラルビジネス」11月号(綜合ユニコム)にも書評が掲載されていました。
同誌は毎月のようにわたしの本を紹介して下さり、とても感謝しています。


               「フューネラルビジネス」11月号より


昨日、『最短で一流のビジネスマンになる! ドラッカー思考』(フォレスト出版)も大増刷が決定しました。これで7刷になりました。北陸大での「ドラッカー研究」の講義を明日から再開しますので、良い励みになりました。
また、新刊『140字でつぶやく哲学』(中経の文庫)もネット予約で好発進し、いよいよ明日から全国の書店に並びます。
西日本新聞」の記事にも書かれているように、わたしの著書に通じる考えは、「人はどうしたら幸せになれるか」です。すべての「一条本」とは幸福論であると思っています。
わが幸福論を一望する本を1冊あげるならば、『ハートフル・ソサエティ』(三五館)です。
多くの著書で述べてきた考えは、すべてこの本1冊の中に込められています。
これからも、わが幸福論を通じて、少しでも世の中を良い方向に向け、1人でも多くの方が幸せになれるお手伝いをさせていただきたいと願っています。


2010年10月26日 一条真也