「小さなスナック」

一条真也です。

週末が近くなると、「一条さん、また歌謡曲関係のブログを頼みますよ」とか、「一条さんの週末ブログ、楽しみにしてます」なんていう声やメールをたくさん頂戴したりします。
どうも、みなさん、日頃はお堅い一条真也のブログが週末にはフニャフニャに柔らかくなると思っておられるようですな(微苦笑)。本当は、もっと『論語』とか安岡正篤とか「有縁社会」の話をしたいのに、もう、たみゃらん!(笑)
そうです、「たみゃらん」といえば、漫画家の東陽片岡先生です。
先日、お東陽先生(笑)にお会いしたことをブログ「荒木町」に書きました。
あれ以来、お東陽先生のことが頭から離れず、先生の主要作品をほぼ読破しました。


               たまらなく、おスナックに行きたくなる!
               

また、今日は『レッツゴー!! おスナック』(青林工藝社)を再読しました。なぜか、わたしはあと2冊持っているので、わが社企画部の石田恭一部長と社長室の鳥丸耕一課長に貸し出しています。2人とも、この週末に読んで、仰天していることでしょう(笑)。
何度読んでも、『レッツゴー!! おスナック』は素晴らしい!
コミックというジャンルを超えて、まさに、天下の奇書であります。
これを読むと、たまらなく、おスナックに行きたくなります。
いつの間にか、パープル・シャドウズの「小さなスナック」を口ずさんでしまいます。


「小さなスナック」はわたしの愛唱歌ですが、ブログ「バス・ストップ」で紹介した平浩二の「バス・ストップ」と同時期によくカラオケで歌っていました。
学生時代から歌っていましたから、わたしのカラオケ・デビュー曲の1つですね。
わたしは仕事柄、出張が多く、また飲み事も多いので、必然的に日本全国のおスナックを訪れております。とにかく、オシャレなショット・バーは存在しなくとも、スナックのない街というのは基本的に日本にはありません。これは、すごいことです!
スナックとは、日本全国津々浦々、どこにでも存在する究極の社交場なのです。
でも、地元では「小倉の止まり木」ことスナック・レパード、出張先では「東京の止まり木」ことカラオケ・スナックDANが、それぞれ一番のお気に入りです。
いつか、お東陽先生をこの2店にお連れするのが夢であります。



尖閣ビデオで存在そのものが注目されている「YouTube」ですが、「スナック」で検索してみると、各地のいろんなスナックの映像が出てきて驚きました。
特に、秋田、名古屋、中洲のスナックの映像には味わいがありました。
わたしの場合は、店に女性がいなくても平気というか、渋いマスターのいる店が好きなのですが、おスナックというのはママさんや女の子目当てに来る方が多いようですね。
「YouTube」の映像には、そんな人気のママさんや女の子が登場しています。
もちろん、これらのお店に、わたしは行ったことがございません。
こんな映像を見ると、女嫌い(?)のわたしでも、実際にその店に行ってみたくなります。
現地の互助会さんを訪問するついでに、行ってみようかな?(笑)


いま、サービス業における「YouTubeマーケティング」というものが提唱されていますが、これらのスナックはそれを実践している先駆け企業と言えるでしょう。
長引く不況で、全国の夜の繁華街は苦戦を強いられ、多くのスナックが廃業しています。
残念ながら、小倉でも、わたしの行きつけの店がいくつも閉店してしまいました。
「YouTubeマーケティング」でも何でもいいですから、なんとか知恵を絞って、スナックという日本独自の社交文化を守ってほしいと思います。
今夜は、最後に一言だけ言わせてください。 
レッツゴー!! おスナック!(笑)


2010年11月14日 一条真也