引き寄せの法則?

一条真也です。

敬愛する「人間学の専門家」こと野口嘉則さんからメールが来ました。
拙著『隣人の時代』(三五館)をお送りしたのですが、そのお礼と「感銘を受けました」という有難い言葉を頂戴しました。それから、拙著『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)を「野口嘉則公式ブログ」とメルマガで紹介して下さっています。

                  
                  「野口嘉則公式ブログ」より  


             『愛する人を亡くした人へ』を紹介して下さいました


           アマゾン「死生観のベストセラー」で1位になりました


野口さんは、ミリオンセラー『鏡の法則』(総合法令)や、YouTubeで記録的なアクセスを集めた『僕を支えた母の言葉』(サンマーク出版)などの著者として有名な方です。
その方のブログ&メルマガの効果はやはり絶大で、『愛する人を亡くした人へ』のアマゾン順位が急上昇して、「死生観のベストセラー」でいきなり1位になっていました。
このランキングはとにかく強敵揃いで知られ、V・E・フランクル著『それでも人生にイエスと言う』(春秋社)、エリザベス・キューブラー・ロス著『死ぬ瞬間』(中公文庫)、大津秀一著『死ぬときに後悔すること25』(致知出版社)といった名著がズラリと並んでいます。そんな中で1位になれて、本当に嬉しかったです。



じつは、東日本大震災の被災地への人的支援がなかなか進まず、今日は悶々としていました。それで、「せめて、自分の書いた本で被災者の方々を支えられないか」と強く想っていました。すなわち、『愛する人を亡くした人へ』が多くの方々に読まれることを切望していました。その直後に野口さんからメールが入ったのです。
そして、なんと同書に注文が殺到していることを知り、非常に驚きました。
これは、まさに「思考が現実化する」という「引き寄せの法則」に他なりません。
野口さん、とても感謝しています。本当に、ありがとうございました。


そんなことを考えていたら、テレビで「ベストハウス123」という番組を放映していました。たまたま金沢のホテルで目にしたのですが、ちょうど「英国王室ご成婚記念!」特集でした。今月29日、英国王室のウィリアム王子とケイト・ミドルトン嬢の結婚式がロンドンのウエストミンスター寺院が行われます。
その番組によると、ケイト嬢は幼少の頃からウィリアム王子の母君であるダイアナ妃に憧れ、「自分もいつか、プリンセスになりたい」と夢見ていたそうです。
ちょうどウィリアム王子と同い年であったことから、王子を意識するようになったケイト嬢は「いつか、ウィリアム王子と結婚したい」と強く願うようになったとか。
その結果、紆余曲折を経て、見事に彼女は夢を実現させました。
いま、彼女の薬指には憧れだったダイアナ妃の婚約指輪が巻かれています。
これは、まさに「引き寄せの法則」の実例ではないでしょうか。


引き寄せの法則」は、恐ろしい結果ももたらします。
わたしは、拙著『法則の法則』(三五館)において、史上最悪の「引き寄せの法則」について書きました。それは、はアドルフ・ヒトラーによって実現されました。彼の「ユダヤ人をこの世界から消したい」という思考がホロコーストを引き寄せたと思っています。
そして、最近、ある考えが頭にこびりついて離れません。
それは、ヒトラーに劣らない強い想念が東日本大震災を引き寄せたのではないかということです。その想念の持ち主は日本の政治家なのですが、3月11日に自らの政治生命が最大の危機に直面していました。その日の国会審議では彼の違法行為が追及され、「もはや辞任必至」という絶体絶命となっていました。
そのとき、彼は「すべて、ご破算に!」と強く願ったのでは?
その直後に東日本の大地は揺れ始め、国会のシャンデリアも大きく揺れました。
それを見上げる彼の驚いた顔がテレビや新聞で報道されました。
それから、東北に大津波が押し寄せ、日本は未曾有の大災害に見舞われます。
辞任は必至と見られていた彼の首はつながりました。これは、ひょっとすると日本史上最大・最悪の「引き寄せの法則」の実例ではないかと思うのですが・・・・・。
もちろん、彼は多くの国民の死など願っていなかったはずです。
ましてや、放射能による「日本人ホロコースト」計画など、思わなかったはずです。
でも、目的のためには手段を選べないのが「引き寄せの法則」の特徴なのです。


2011年4月14日 一条真也