サンレー本社社員旅行

一条真也です。

今日は、サンレー本社の社員旅行の日です。朝、小倉紫雲閣の「月の広場」前に集合して、総勢60名以上が2台の大型バスに分かれて9時に出発しました。


                  経験豊富なガイドさんと

                “おくりびと”たちに見送られて


出発のとき、わが社の誇る紫雲閣の“おくりびと”たちが見送ってくれました。
わたしが乗ったバスのガイドさんは経験豊富なベテランで、大変な話上手でした。
日常暮らしている土地を離れ、異なる土地におもむき、非日常の体験を味わう。
旅行というものは、本当に楽しいものです。
人間関係を良くするためにも、旅行というイベントが非常に大切です。
たとえば、学生時代の卒業旅行、恋人とのランデブー、ハネムーンに家族旅行など。
旅行で非日常の時間をつくりだすことで、人の心の結びつきはさらに強固になります。
それは、会社で働く仲間の場合でもまったく同じです。


                   バスの中でもブログを書く


今では、社員旅行というものは、なくなる一方だそうです。
人間関係のわずらわしさから、旅行はもちろん忘年会などもどんどん縮小傾向にあるようです。どうも、日本中の会社が「人間嫌い」の方向に向かっているような気がします。それには、加速化する一方のIT化の影響も大きいでしょう。みんな一日中、机の上のパソコンにばかり向き合って、人間と向き合わない、そんな会社ばかりになりました。
いや、会社というより、社会そのものがそうです。
例の個人情報保護法の関係で、同窓会や町内会の運営も難しくなっています。
ますます人と人が接触する機会が失われてしまう。
社会全体が「人間嫌い」になっているのです。



しかし、わたしたちのミッションは「冠婚葬祭を通じて良い人間関係づくりのお手伝いをする」です。「人間嫌い」などになっていては良い人間関係づくりなど望みようもありませんし、また、そのお手伝いもできません。
すなわち、わたしたちは「人間好き」にならなければいけません。人間を好きになるためには、会社の場合なら、一緒に働く職場の仲間を好きになることから始まります。
その人を好きになるには、その人と話し、その人を知ることが重要です。
そして、それには旅行という非日常のシチュエーションで「思い出」を共有することが一番効果的ではないでしょうか。考えてみれば、新婚夫婦だってお互いをよく知り、お互いをさらに好きになるためにハネムーンに行くではありませんか。だから、わが社は「人間嫌い」化という世の流れに逆らって、あえて社員旅行を行っているのです。



創立30周年や40周年という節目には海外に行きましたが、普段の社員旅行は国内にバス旅行をすることがほとんどです。
たいていは温泉地に行きます。いろんな名所旧跡を見学したあと、旅館に着いて、温泉につかる。みんなで裸になって風呂に入る。それから、お待ちかねの宴会です。
きわめてアナログな日本独特の風習ですが、まだまだ人間関係を良くする魔法としての力は失っていないと確信しています。
その秘密は、社長から新入社員まで全員が同じ行動を取ることにあるように思います。
みんなが同じ行動を取っているうちに、心が一つにまとまっていくのでは?



今日は、まず福岡県小郡市にある「かえる寺」(横隈観音 清影山如意輪寺)、福岡県朝倉郡にある「太刀洗平和記念館」の見学の後、福岡県の甘木で“ジンギスカン食べ放題”の昼食、そして福岡県久留米市の「田主丸ワイン工場」を見学してから大分県へ、別府の「血の池地獄」を通ってから別府温泉に入り、大宴会を開く予定。
明日は、別府から大分県臼杵へ。そこで国宝である臼杵石仏を見てから、津久見で“まぐろ三昧”の昼食、それから「津久見イルカ島」で遊んでから小倉に帰ります。
観光や料理や温泉も楽しみですが、日頃はなかなか話せない社員のみなさんとコミュニケーションするのが一番楽しみです。それでは、行ってきます!


2011年9月13日 一条真也