新年進発式(北陸)

一条真也です。
今日も金沢は雪が降っていて、かなり寒いです。
サンレー北陸の新年進発式をマリエールオークパイン金沢で行いました。
さまざまな部署から、総勢200名近くが参集しました。


「会長年頭の辞」のようす



まず、 泉が丘紫雲閣の大谷賢博支配人による「ふれ太鼓」で幕を明け、総務課の橋谷幸男課長による「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱し、それから金沢営業所の小田篤所長によって「経営理念」「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。
そして、佐久間進 サンレーグループ会長による「会長訓示」が行われました。 


「社長年頭の辞」を述べました。



その後は、いよいよ、わたしの「社長年頭の辞」です。
平成24年、2012年の新しい年を社員のみなさんとともに迎えることができて、幸せを感じています。昨年はサンレー創立45周年の記念すべき年でした。
しかし、何と言っても、東日本大震災の発生に尽きる1年でした。
大量の犠牲者を出した未曾有の大災害は、「無縁社会」や「葬式は、要らない」といった流行語を一気に死語と化し、日本に「隣人の時代」を呼び込みました。
わが社は、ずっと「隣人祭り」の開催サポートに努めてきました。
いま、その先見性が社会からも認められているように感じます。
そして、今年はいよいよ3月に「隣人館」をオープンします。
わが社の「天下布礼」の新しいチャレンジです。
さらに今年、新しい結婚式場や多くのセレモニーホールの建設を予定しています。
といっても、けっして「ハード」だけでなく、ホスピタリティという名の「ハート」を大切にして、あらゆる心の仕事を提供できる「心の総合商社」をめざしたいと思います。


有縁凧を掲げながら、説明しました



そして、ブログ「有縁凧」で紹介した凧を示して、「血縁」と「地縁」の再生を訴えました。
わたしたちは1人では生きていけません。誰かと一緒に暮らさなければなりません。
では、誰とともに暮らすのか。まずは、家族であり、それから隣人ですね。
考えてみれば、「家族」とは最大の「隣人」かもしれません。現代人はさまざまなストレスで不安な心を抱えて生きています。ちょうど、空中に漂う凧のようなものです。そして、凧が安定して空に浮かぶためには縦糸と横糸が必要ではないかと思います。
縦糸とは時間軸で自分を支えてくれるもの、すなわち「先祖」です。この縦糸を「血縁」と呼びます。また、横糸とは空間軸から支えてくれる「隣人」です。この横糸を「地縁」と呼ぶのです。この縦横の2つの糸があれば、安定して宙に漂っていられる、すなわち心安らかに生きていられる・・・・・これこそ、「幸福」の正体ではないかと思います。
昨年、ブータンの国王ご夫妻が来日され、話題を呼びました。
ブータンといえば、「幸福度世界一」の国として有名です。
ブータンの人々は宗教儀礼によって先祖を大切にし、隣人を大切にして人間関係を良くしています。だから、しっかりとした縦糸と横糸に守られて、世界一幸福なのです。



昨年、北陸が日本で最もな幸せを感じやすいというデータが発表されました。
法政大大学院が、47都道府県ごとの平均寿命や出生率完全失業率、犯罪発生件数など 40の社会経済統計指標から「幸せ度」を調べ、順位を発表したのです。
それによると、1位は福井、2位は富山県、3位は石川県と、なんと北陸3県がベスト3を独占したのです。北陸の3県は、いずれも未婚率が低く出生率が高いこと、障害者の雇用率や正社員比率も高く、犯罪が少ないことなどが評価されたそうです。
最下位は大阪だそうですが、北陸の素晴らしさが浮き彫りになった調査でした。
サンレー北陸のみなさんが、ただでさえ幸せだと感じている北陸の人たちを、さらに幸せにしてくれることを楽しみにしています。


昇りゆく龍のごとくにわが社 世直しめざし今年も行かん



いま、冠婚葬祭互助会の社会的役割と使命が問われています。
わたしは、互助会の役割とは「良い人間関係づくりのお手伝いをすること」、そして使命とは「冠婚葬祭サービスの提供によって、たくさんの見えない有縁凧を見えるようにすること」だと思います。それは、そのままサンレーのミッションでもあります。
無事に45周年を過ぎることができたわが社は、これから50周年へと向かいます。
今年は辰年ですが、昇り龍のごとき勢いで世直しをめざしたいという願いを込めて、最後に「昇りゆく龍のごとくにわが社 世直しめざし今年も行かん」という歌を詠みました。



その後、各責任者からの決意表明を受け取りました。
また、各種の受賞者に表彰状をお渡ししました。
最初は、1級葬祭ディレクター資格の合格者を表彰しました。
次に、年間情報売上表彰を行いました。続いて、「サンレーホスピタリティ賞」の表彰です。


最後は、「和のこえ」で



最後は、全員で「和のこえ」を営業推進部の葛巻課長が音頭を取り、進発式がめでたく終了。サンレー名物の「和のこえ」で全員の心が一つになりました。


*特急はくたか17号(金沢〜越後湯沢)の車内は、まったく通信不能
ブログのアップが大幅に遅れてしまいました。みんな、待たせてゴメン!


2012年1月12日 一条真也