ソウル業界めぐり

一条真也です。

ソウル市火葬場を後にしたわたしたちは、ある大学系の病院を訪れました。
理由あって、その病院の名前を明かすことはできません。
そこには葬儀場が併設されています。このこと自体は韓国では珍しくありません。


これは珍しい! 香典入金マシン



しかし、そこで銀行のキャッシュ・ディスペンサーのような不思議な機械を目撃しました。
聞くと、参列者が持ってきた香典をクレジットカードで入金する機械だそうです。
これは珍しいですね。香典の金額はいくつかの選択肢の中から選ぶシステムです。
なんでも、結婚式の場合でも、祝儀入金マシンが流行しているとか。


互助保証共済組合との昼食会のようす



病院の葬儀場を後にすると、わたしたちは「コリアン・ハウス」という名の韓国宮廷料理のレストランに向かいました。
わたしは一度訪れたことがありますが、とても有名なレストランです。
ここで、互助保証共済組合との昼食および意見交換会が行われるのです。
われわれを歓迎してくれる横断幕まで用意してくれていました。
宮廷料理のフルコースは、ヘルシーかつ美味でした。


藤原団長がスピーチしました



食事が済むと、そのまま互助保証共済組合を訪問し、説明を受けました。
また、藤原団長によるスピーチも行われました。
互助保証共済組合とは、日本の互助会保証のような会社です。
キム・ソック理事長は、昔、日本の福岡互助会に勤務していたとか。
その福岡互助会は、ベルコさんに吸収されたそうです。


韓国互助共済組合を訪問しました


その後は、韓国互助共済組合を訪問しました。
ここも日本の互助会保証のような会社です。
ただし、こちらのほうが互助保証共済組合よりも大きいそうです。
韓国の互助会を保証しているシェアでいえば、互助保証共済組合が20%、韓国互助共済組合が80%だそうです。


「信」と大きく書かれたパンフレット



韓国互助共済組合のパンフレットを見せられましたが、互助会のキーワードは「信」だそうです。わたしは、やはり「礼」ではないかと思うのですが、保証とか消費者保護の視点で見ると「信」に尽きるのかもしれませんね。
この2つの共済組合に対して、藤原団長が日本の互助会や互助会保証のシステムについて資料を読み上げながら詳しく説明しました。おかげで、同席していたわたしも互助会の理念やシステムについて基本から学び直す機会を与えていただきました。

2012年4月26日 一条真也


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