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一条真也です。

ブログ「全互協総会」に書いたように、昨日は(社)全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の総会が熱海で開催されました。その全互協は『無縁社会から有縁社会へ』(水曜社)という書籍をこのたび刊行し、大きな話題を呼んでいます。
同書の書籍広告が、本日の「朝日新聞」朝刊の第一面に掲載されていました。


朝日新聞」7月18日朝刊より



今朝、小倉の松柏園ホテル月次祭に続いて「佐久間塾」が開かれました。
そこで、サンレーグループの役職者全員に同書が配布されました。
もともと、この本はシンポジウムの内容を単行本化したものです。
ブログ「無縁社会シンポジウム」で紹介した今年1月18日の座談会は、各方面から大きな反響を呼びました。(社)全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の主催で、「無縁社会を乗り越えて〜人と人の“絆”を再構築するために」という新春座談会でした。
ブログ「無縁社会シンポジウム報道」のように、各種メディアでも報道されました。


6人の論客が“有縁の未来”を模索する。



その座談会の内容が『無縁社会から有縁社会へ』(水曜社)として本になったわけですが、アマゾンの「内容紹介」には次のように書かれています。
「“無縁社会”の中で毎年3万2千人が孤独死する。少子化、非婚、独居・・・・・。
近い将来において、孤独死は高齢者だけの問題ではなくなる。血縁や地縁が崩壊しつつある現在、孤独死はあなたの身近に起こりうる緊急の社会問題である。薄れる家族関係、ワーキングプア生活保護など現代日本の問題点に警鐘を鳴らし、人と社会との絆を取り戻すために何が必要かを考える座談会の書籍化」



今から振り返っても、「無縁社会の克服」のための画期的な座談会でした。
司会には佐々木かをり氏をお招きしました。出演者は、以下のメンバーです。
島薗進氏(宗教学者東京大学大学院人文社会系研究科教授)
鎌田東二氏(宗教哲学者、京都大学こころの未来研究センター教授)
山田昌弘氏(社会学者、中央大学教授、内閣府男女共同参画会議間議員)
●奥田知志氏(牧師、ホームレス支援全国ネットワーク理事長)
一条真也(作家・経営者・平成心学塾塾長・北陸大学客員教授
わたしも、冠婚葬祭互助会業界を代表して座談会に参加しました。
互助会の社会的役割が根本から問われている今、自分なりの考えを述べました。



昨夜の全互協の懇親会では、互助会保証(株)の藤島社長、(株)サン・ライフメンバーズの竹内会長とともに独居老人の安否確認などで互助会が果たす役割について語り合いました。行政が民生委員を互助会に民間委託すればよいというのがわたしの持論です。わたしは、無縁社会を乗り越える社会インフラとしての互助会の潜在力はかなり大きいと見ています。そんなことも、この本の中で述べています。
また、わが社が取り組んでいる「隣人祭り」についても紹介しています。
ぜひ、ご一読下さいますよう、お願いいたします。
なお、日本を代表するマーケティング・プランナーである谷口正和氏が、自身のブログ「発想の画帖」で『無縁社会から有縁社会へ』(水曜社)を紹介して下さいました。
有縁社会。」という記事です。谷口さん、いつも、ありがとうございます。


2012年7月18日 一条真也