ナイアガラ・トライアングル♪

一条真也です。

ナイアガラ・トライアングルを知っていますか?
「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」は1976年に製作された大滝詠一山下達郎伊藤銀次によるスタジオ・アルバムです。
その6年後の1982年、「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」が製作されました。
大滝詠一が同じで、まだ若かった佐野元春杉真理が加わりました。


「A面で恋をして」という大ヒット曲が生まれたこともあり、わたしの学生時代に非常に流行りました。その「A面で恋をして」を歌った3人のオリジナル・ナンバーの作品で、わたしが好きなものを1曲づつ紹介したいと思います。
まずは、「ハートフル・ブログ」100本目に取り上げた「SOMEDAY」の佐野元春から。
「SOMEDAY」と同じくらい好きなのが、「ガラスのジェネレーション」です。
この歌は、とにかくカッコいい。
昔はカラオケでもよく歌いました。
聴いても、歌っても、元気が出てきます。


佐野元春の次は、杉真理です。
この人のアルバムは、学生時代によく聴きました。
代表作は「内気なジュリエット」です。最高にハートフルなナンバーです。
「サブリナ」も好きでした。「2時間の映画のように、3分の映画のように、恋はほら、ひとときで終わってく・・・」という歌詞が気に入って、よく口ずさんでいました。また、松本隆原作の映画「微熱少年」の中で流れた「DO YOU FEEL ME」も良かったですね。さらに、「Key Station」という曲も良かったですね。この歌は、とても楽しいんです。なぜなら、ラジオをテーマにした歌なのですが、その中に佐野元春をはじめ、山下達郎とか伊藤銀次とか浜田省吾とかユーミンといったミュージシャンの実名がたくさん出てくるからです。ラジオから流れてくる音楽とともに歩む青春をさわやかに描いています。


そして、最後は、御大・大滝詠一。言わずと知れた超大物ですね。
かつては、細野晴臣らと伝説のバンド「はっぴーえんど」を組んでいました。
ソロでの名アルバム「A LONG VACATION」は、もう何度聴いたかわかりません。
LPジャケットに描かれた鈴木英人のイラストがなつかしいですねぇ。
いかにもアメリカへの憧れを表現したイラストで、わたせせいぞうハートカクテル』にも影響を与えているのでないでしょうか。
大滝詠一の歌では、「恋するカレン」「君は天然色」「カナリア諸島」「さらばシベリア鉄道」なども好きなのですが、ここでは比較的新しい「幸せな結末」をご紹介しましょう。
たしか、松たか子主演のドラマの主題歌でしたね。「髪をほどいた〜君のしぐさが〜」というスローでアンニュイな歌唱法が印象的でした。 
こうなると、この3人が一緒に歌った「A面で恋をして」が聴きたくなってきますねぇ。


2010年3月31日 一条真也