旅のうた♪

一条真也です。

ゴールデン・ウィークですが、わたしはどこにも行きません。
家族もそれぞれ忙しいですし、何より冠婚葬祭業に休みはないのです。はい。
せめて、旅の歌でも聴いて、心を遊ばせたいと思います。
わたしにとって、一番の旅の歌は、ジェリー藤尾の「遠くに行きたい」です。
昔、日曜日の朝に放映されていた同名のテレビ番組の主題歌です。
わたしは、この番組が好きで、家族と一緒に毎週楽しみに観ていました。
たしか中学生の頃に、川端康成の『伊豆の踊り子』の旅をたどる回がありました。
伊豆の踊り子』は大の愛読書だったので、わたしはもう伊豆に行きたくて仕方がありませんでした。
それで、両親に「一人旅がしてみたい」と言って、驚かれた経験があります。


それから、加藤登紀子の「知床旅情」も、旅情あふれる歌ですね。
もともとは森繁久弥の歌ですが、どちらの歌にも味があります。
この歌を聴くと、ものすごく北海道に行きたくなります。


そして、吉田拓郎の「旅の宿」も名曲ですね。
若い恋人たちの初めての旅行を詩情ゆたかに歌い上げています。
彼女から「もう一杯いかが」なんてお酌をされて泥酔してしまい、愛の営みも忘れて寝てしまうところが、なんとも微笑ましいですね。
あと、この歌には「月」が出てきます。
「久しぶりだな、月みるなんて」という歌詞が、旅の非日常性を見事に表現しています。



2010年5月2日 一条真也