シンガポールの猛牛

一条真也です。

シンガポールで、大学時代の親友に会いました。
野村シンガポールリミテッド副会長の三浦君です。
野村證券執行役員も務めています。同社で最年少の役員です。


野村證券執行役員の三浦さん



本人の希望でフルネームを書くのは控えます。
なんでも、ネットで検索すると出てくるのが恥ずかしいそうです。
わたしは、彼と大学時代、同じサークルだったこともあり、本当によく一緒に時間を過しました。彼は、かなりの読書家で、さまざまなジャンルの本を読んでいました。
今から考えても、彼は本当に頭脳明晰で理論的な学生だったと思います。
情緒的に物を考える傾向のあるわたしは、彼とのディスカッションでかなり鍛えられたと思います。当時は毎日のように会って、酒を飲んだり、議論を戦わせたり、将来の夢や志について熱く語り合ったりしました。
でも今はお互いが多忙なこともあって、数年に1回会うかどうかです。



三浦君が数年前に野村の福岡支店長に就任したことがあり、これでしょちゅう会えるかなと思いましたが、実際はお互いが多忙で、ほとんど会えませんでした。
ブログ「大学の同窓会」に書いたように、昨年秋に大学の同窓会を開催し、三浦さんもシンガポールから駆けつけてくれるはずでしたが、直前になって都合が悪くなりました。
久々に、彼と再会して飲むのを楽しみにしていたわたしはガッカリしたものです。


シンガポール証券取引所にて



証券業界という生き馬の目を抜く世界で、彼は本当に忙しそうです。
また、日々、動かしているお金の額もハンパではありません。
シンガポール証券取引所の入口に、牛と熊の置物がありました。
その意味を問うと、牛は下から角で突き上げる、すなわち上げ相場のシンボル。
熊は上から覆いかかる、すなわち下げ相場のシンボルだそうです。
ブル&ベア・・・・・そして証券マンとはブルを好むものだとか。
ならば、三浦君は「シンガポールの猛牛」といった言葉が似合うと思います。


久しぶりに学生時代の親友と飲みました



今夜は、フォーシーズンズ・ホテルのバーでお酒を御馳走になりながら、いろんな話をしました。大学時代の思い出にはじまり、3・11以後の日本のことなど・・・・・。
また、わたしの父が人格者であるとか、わたしの弟が自分(三浦君)によく似ているといった話が印象に残りました。彼の記憶力の良さにも感心しました。
昼食のとき、辛い唐辛子をバンバン入れる辛党ぶりは学生時代から変わっていませんでした。夕食で三浦さんがシャンパンを差し入れしてくれたのですが、これまた学生時代のわたしの誕生日にシャンパンをプレゼントしてくれたことを思い出しました。



その他にも、いろいろと思い出は尽きません。
ずっと会わなくても、再会した瞬間から「あの頃」に戻れるのが同級生の良いところ!
三浦君、今夜は会えて、とても嬉しかったです。
今度は、ぜひ日本で再会したいですね。
東京でも福岡でもいいけど、北九州にも遊びに来てよ。
それでは、友よ、また会おう!


2012年2月16日 一条真也