ゼティ中央銀行総裁

一条真也です。

クアラルンプールに来ています。
マハティール元首相との昼食懇談会を終えたわたしたちは、ペトロナス・ツイン・タワーを後にしました。そこからバスで、次の訪問先のマレーシア中央銀行に向かいました。


「美人総裁」として名高いゼティ氏



ここでも、またマレーシアを代表する有名人にお会いしました。
マレーシア中央銀行のゼティ・アクタル・アジズ総裁です。
「美人総裁」として日本でもよく知られている方です。
64歳の年齢ながら、たしかに整った顔立ちをされていました。
イギリスの元首相であるマーガレット・サッチャー女史にちょっと雰囲気が似ていますが、ゼティ総裁は「鉄の女」とは違って、笑顔が素敵な方でした。


懇談会のようす

秘書の女性も美人でした



中央銀行の会議室で懇談会が開かれましたが、ゼティ総裁の隣に座った秘書の女性も理知的で美人でした。それはともかく、ゼティ総裁によれば、マレーシアは世界銀行の格付けで5年連続ナンバーワンだとか。
155カ国中で1位だというのですから、すごいですね。
ゼティ総裁は以下の5点を重視しているそうです。
1.通貨の安定、2.金融の安定、3.経済の安定、4.政治の安定、5.社会の安定。
それぞれの項目につても詳しく話してくれましたが、マレーシアの経済がかなり開放的であり、金融政策が非常に安定していることがよくわかりました。


新しい通貨を見せるゼティ総裁



ゼティ総裁は、マラヤ大学を卒業後、アメリカ・ペンシルバニア大学で博士号(金融・国際経営)を取得。卒論のテーマは、「資本移動と政策への影響」だそうです。
1985年にマレーシア中央銀行に入行され、95年に副総裁、2000年に総裁に就任されています。日本銀行の総裁は白川方明さんですが、小倉高校のご出身です。
つまり、岡野社長や豊川社長の後輩で、わたしの先輩に当たります。
その「小倉高校の星」である白川総裁についてのコメントを岡野先輩が求めたところ、「日本の金融問題はベリー・ディフィカルト・ジョブだが、白川総裁は最善を尽くしておられる」とゼティ総裁は言われていました。
最後にゼティ総裁は、マレーシアの新紙幣、新貨幣を見せてくれました。
さらに、それを、わたしたちにプレゼントしてくれたので驚きました。


ゼティ総裁に博多織タペストリーを贈呈

ゼティ総裁と記念撮影しました



懇談会が終わった後、マハティール氏に贈られたものと同じ博多織のタペストリーがゼティ総裁にも贈られました。非常に驚かれ、そして、大変喜ばれていました。
その後、わたしはゼティ総裁と一緒に記念撮影していただきました。



それからマレーシア中央銀行を後にしたわたしたちは、宿泊先のマンダリン・オリエンタルへ。そこでチェックインして30分後に再集合というハード・スケジュールです。
部屋に入ったわたしは、電気がまったく点かないので困りました。
シンガポールのホテルではモーニングコールが鳴りませんでしたが、なんだかホテルではトラブル続きです。ちょうど廊下に若いホテルマンがいたので、外出から帰るまでに電気を復旧してほしいと頼みました。


夕食交流会のようす

おいしい中華料理をいただきました



その後、ロビーに集合して、ホテル「リッツカールトン・クアラルンプール」へ。
そこで、マレーシア日本人商工会議所との夕食交流会が行われたのです。
現地で活躍される商社や銀行の責任者の方々が来て下さいました。
料理は中華でしたが、非常に美味しかったです。
特に最後のシーフード・チャーハンが絶品でした。
お酒も、タイガー・ビールと紹興酒をしこたま飲みました。
朝が早かったので、今日は長い一日となりました。
海外視察も残すところ1日になりました。
それでは、おやすみなさいzzz


2012年2月17日 一条真也


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