韓国互助会訪問

一条真也です。

民主党小沢一郎元代表の無罪判決が出たとか。
これで、政局は大いに揺れることが予想されますね。
さて、26日の最後の訪問先は、漢江ライフ互助会でした。
韓国における大手冠婚葬祭互助会の1つです。


印在教社長の歓迎の挨拶



わたしたちが同社に入るやいなや、社員全員が立ち上がって盛大な拍手で迎えてくれました。奥にある会議室のような広い部屋に通されると、そこには100人以上の人々が待機しており、わたしたちを盛大な拍手で迎えてくれました。まるで超人気アイドルグループが来社したかのような、異常なまでのテンションの高さです。
おそらく、この人たちは互助会の営業員さんたちなのでしょう。
ここには、30〜40年前の日本の互助会が持っていたエネルギーがありました。


藤原団長の訪問の挨拶

漢江ライフ互助会のPVを観ました



最初に漢江ライフ互助会の印在教(イン・チェギョ)社長が歓迎の挨拶をし、次に藤原団長が訪問の挨拶をしました。それから、漢江ライフ互助会についてのプロモーション・ビデオを観ました。非常にエキサイティングな内容でした。
続いて質問タイムに移り、まずわたしが質問の先頭を切りました。
わたしは、同社の掛け金、積み立ての期間、サービスの範囲などをお聞きしました。
それから、後にたくさんいる営業員さんたちのほうを向いて、「ずいぶん、たくさん人がいますね。全部で社員数は何人くらいですか?」と聞くと、答えは約2500人だそうです。ただし、営業員は基本的に個人事業主だとか。
「それでは、この中で営業成績が一番の方は誰ですか?」と聞きました。すると、後方から大きな歓声が起こりました。印社長は1人の女性を前に呼んで、「彼女が一番です!」と誇らしげに言われました。その女性は、大変な美人でした。
その人も、わたしたちに歓迎の言葉を述べてくれました。


「トータルライフ・サービス」を目指しています



その後は、「韓国の葬儀市場と漢江ライフ互助会の成長性」についてのプレゼンテーションを受けました。同社は、月に5000口を契約し、年間に結婚式500件、葬儀2400件を施行しているそうです。語学教育事業やクルーズ事業にも乗り出し、「トータルライフ・サービス」を目指しています。「トータルライフ・サービス」という言葉は、わが社が20年くらい前によく使っていた言葉で、なんだか懐かしくなりました。


漢江ライフ会長から思わぬ言葉が・・・・・



それから思わぬ出来事がありました。
挨拶のためにマイクを取った漢江ライフ互助会の金相元(キム・サンウォン)会長が、「わたしは、ある日本人の書いた『ロマンティック・デス』という本が最高の愛読書なのです」と発言されたのです。それを聞いた張萬石先生が驚かれて、わたしを指差し、「会長、この人が書いた人ですよ! この人が一条真也さんですよ!」と言って下さいました。
金会長も大変驚かれて、わたしたちは固い握手を交わしました。
今回のミッションには本名の佐久間庸和として参加していたので、わたしが一条真也だとわからなかったのでした。張先生が翻訳して下さった『ロマンティック・デス』を会長は3度も繰り返して読まれ、本を大事に会長室に置かれているそうです。
日本のNTTにあたる韓国KTの電話局長を務められたほど高いキャリアを持つ金会長が、葬儀業界への転進を図ったのも同書を読んだことが大きな原因であると言われていました。わたしは、その話を聞いて、感激で胸がいっぱいになりました。
まさに、縁は異なもの。この世は、有縁社会です。



2012年4月27日 一条真也



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