BOOK

『宇宙を貫く幸せの法則』

一条真也です。『宇宙を貫く幸せの法則』小林正観著(致知出版社)を再読しました。 ブログ『宇宙を味方につける方法』に書いたように、「心学」の先達である著者の本を読み返しているのです。数年ぶりに本書を読みましたが、新鮮な印象を受けました。 ほら…

『宇宙を味方にする方程式』

一条真也です。『宇宙を味方にする方程式』小林正観著(致知出版社)を再読しました。 著者は心学研究家として多くの名著を書かれましたが、昨年10月に病気のために亡くなられました。著者を先達と仰ぎ、21世紀の「心学」の道を求めるわたしは、代表的な…

『人生は「引き算」で輝く』

一条真也です。「人間学の専門家」こと野口嘉則さんから新刊が送られてきました。 『人生は「引き算」で輝く』(サンマーク出版)という本です。 野口さんは、ミリオンセラー『鏡の法則』(総合法令)の著者です。 これまで、ブログ『3つの真実』、ブログ『…

『立ち上がれ日本人』

一条真也です。『立ち上がれ日本人』マハティール・モハマド著、加藤暁子訳(新潮新書)を読みました。帯には、「アメリカに盲従するな!」「中国に怯えるな!」「自らの国に誇りを持て!」、そして「MESSAGE FROM MALAYSIA」と書かれて…

『こんなに違うよ! 日本人・韓国人・中国人』

一条真也です。『こんなに違うよ! 日本人・韓国人・中国人』造事務所編著(PHP文庫)を読みました。編著者の造事務所は、ベストセラーを連発する当代一の編集プロダクションです。 「出版界の木下藤吉郎」こと堀川尚樹さんが副社長を務めています。 いま…

『ぼくらの祖国』

一条真也です。『ぼくらの祖国』青山繁晴著(扶桑社)を読みました。 最初、書名と版元のイメージから「新しい教科書を作る会」的な内容を連想しました。 しかし、一読して、単なる愛国心を訴える内容に留まらない本だとわかりました。 非常に情報性に富んだ…

『ラーメンと愛国』

一条真也です。4月になりました。 『ラーメンと愛国』速水健朗著(講談社現代新書)を読みました。 著者は、新進気鋭のライターにして編集者です。 コンピューター誌の編集を経て、現在はフリーランスとして活動中だとか。 専門分野は、メディア論、都市論…

『中村天風と「六然訓」』

一条真也です。『中村天風と「六然訓」』合田周平著(PHP新書)を読みました。 「ソーシャルの達人」こと合田周平先生の新しいご著書です。 電気通信大学名誉教授の合田先生は、日本におけるシステム工学の第一人者です。拙著の一節が引用されているとの…

『西郷の貌』

一条真也です。『西郷の貌』加治将一著(祥伝社)を読みました。 『あやつられた龍馬』『幕末維新の暗号』(ともに祥伝社)に続く、禁断の歴史シリーズの新作です。ただし、ノンフィクションではなく、フィクションの形を取っています。 新発見の古写真が暴…

『降霊会の夜』

一条真也です。『降霊会の夜』浅田次郎著(朝日新聞出版社)を読みました。 著者の作品を読んだのは、じつに久しぶりです。『鉄道員(ぽっぽや)』『地下鉄(メトロ)に乗って』『月のしずく』などを夢中で読んだ頃を懐かしく思い出しました。 まさに浅田文…

『怪談』

一条真也です。『怪談』柳広司著(光文社)を読みました。 いま話題になっている一冊ですが、いや、これは面白かったです。 「久々に面白い小説を読んだ」という実感がしました。 小泉八雲×柳広司 帯には、「驚き、震えよ。」というキャッチコピーとともに、…

『夢違』

一条真也です。『夢違』恩田陸著(角川書店)を読みました。 著者の本を読んだのは、ブログ『月の裏側』で紹介した本以来です。 『月の裏側』と同様に、SFの香りが強く漂うホラー・サスペンスです。 物語の地平を変える、恩田陸の新境地! 帯には、「世界…

『幻影の星』

一条真也です。『幻影の星』白石一文著(文藝春秋)を読みました。 このブログでも何度も取り上げてきたように、著者はわたしのお気に入りの作家の1人です。その最新刊ということで、シンガポールのホテルで読みました。 書評ブログのストックが多いもので…

『共喰い』

一条真也です。『共喰い』田中慎弥著(集英社)を読みました。 本当は、先月シンガポールへ向かう飛行機の中で読んだのです。 書評ブログのストックが溜まっており、アップが大幅に遅れてしまいました。 第146回芥川賞受賞作 表題作の「共喰い」は、言わ…

『世代論のワナ』

一条真也です。東京に来ています。 今日は全互協の理事会で、明日は全互連の理事会です。 今夜は、赤坂見附でTBSの部長さんと飲みました。 カラオケの選曲で意気投合しましたが、わたしと同世代の方でした。 「同世代」といえば、『世代論のワナ』山本直…

『居場所の社会学』

一条真也です。『居場所の社会学』阿部真大著(日本経済新聞出版社)を読みました。 帯には「あなたの居場所はどこですか?」と大きく書かれています。 そして、以下の文章が続いています。 「居場所とは、ぶつかり合いながら、時にはひとりで、時にはみんな…

『「上から目線」の構造』

一条真也です。『「上から目線」の構造』榎本博明著(日本経済新聞出版社)を読みました。 帯には、「あの人は、何様なのか。」と赤で大書され、「根拠はないのに、自信満々、意見されても、耳を貸さない・・・・・。そんな『上から』な人の心のメカニズム。…

『心を上手に透視する方法』

一条真也です。『心を上手に透視する方法』トルステン・ハーフェナー著、福原美穂子訳(サンマーク出版)を読みました。かなり話題になった本で、少し前まで書店で山積み状態でした。 著者は、ドイツで「マインド・リーダー」として活躍する人物だそうです。…

『口説きの技術』

一条真也です。『口説きの技術』山路徹著(角川oneテーマ新書)を読みました。 帯には「1人の女性も口説けずに仕事がデキるはずがない!」「女性の口説き方すべて教えます」と書かれています。なんだか、勇ましそうな感じの本ですね。 しまった! こちら…

『聞く 笑う、ツナグ。』

一条真也です。3月14日、ホワイトデーになりましたね。 ちょっと気分を変えて、『聞く 笑う、ツナグ。』高島彩著(小学館)を読みました。 アヤパンが初めて明かす 愛される力 著者の名前を知らない人は、おそらく少ないのではないかと思います。 200…

『ひとはなぜ、人の死を看とるのか』

一条真也です。『ひとはなぜ、人の死を看とるのか』鈴木荘一著(人間と歴史社)を読みました。 著者は、東京都大田区で開業している医師です。 また、日本におけるホスピスケア、在宅ケアの第一人者でもあります。 帯では、聖路加国際病院理事長である日野原…

『日本人の死生観を読む』

一条真也です。『日本人の死生観を読む』島薗進著(朝日新聞出版)を読みました。 ブログ「無縁社会シンポジウム」で紹介した新春座談会で御一緒した著者から送られてきた本です。著者は宗教学者で、東京大学大学院の教授です。 ブログ『国家神道と日本人』…

『遺体』

一条真也です。3月11日になりました。 あの「東日本大震災」から、ちょうど1年が経過したのです。さまざまな思いがこみあげてきますが、今夜は『遺体』石井光太著(新潮社)を再読しました。 震災、津波の果てに 著者は、1977年生まれの東京出身のラ…

『シアワセのレモンサワー』

一条真也です。『シアワセのレモンサワー』東陽片岡著(愛育社)を読みました。 著者は、わたしが愛読している漫画家です。社長であるわたしの影響で、わが社にも多くのファンがいるようです。本書は、著書の身辺雑記的なエッセイ集なのですが、読んでいるう…

『辛酸なめ子の現代社会学』

一条真也です。『辛酸なめ子の現代社会学』辛酸なめ子著(幻冬舎)を読みました。 著者は、一部で熱狂的なファンを持つ漫画家、コラムニストです。 初めて著者の本を読みましたが、そのあまりの面白さに抱腹絶倒しました。 知らなかった、世の中にこんな面白…

『続 大人の流儀』

一条真也です。『続・大人の流儀』伊集院静著(講談社)を読みました。 ブログ『大人の流儀』で紹介した本の続編です。 前作同様に、本書もベストセラーになっています。 「本物の大人」になるための待望の第二弾。 帯には、恰幅のよい著者の写真と一緒に次…

『稲盛和夫の哲学』

一条真也です。『稲盛和夫の哲学』(PHP文庫)を再読しました。 ブログ『稲盛和夫の実学』で紹介した本とともに何度も読み返した愛読書です。著者の本で、一番役に立ったのが『稲盛和夫の実学』なら、一番感動したのは本書です。 PHP文庫の経営者の哲…

『稲盛和夫の実学』

一条真也です。『稲盛和夫の実学』(日経ビジネス人文庫)を再読しました。 これまでに10回以上は読み返した、わたしの愛読書です。著者と第2回「孔子文化賞」をともに受賞させていただいたことをきっかけに、再読してみたのです。 経営と会計 3月1日、…

『孔子』(和辻哲郎)

一条真也です。27日はサンレーグループの決算報告会でしたが、おかげさまで今年も満足のゆく結果が残せました。ありがたいことです。終了後、スターフライヤーで東京に来ました。 28日に目白の椿山荘で行われる「第2回孔子文化賞」の授賞式に出席するた…

『本居宣長』

一条真也です。『本居宣長』上・下巻、小林秀雄著(新潮文庫)を再読しました。 先日、「東アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」の懇親会の席で、互助会保証(株)の若い職員の方と話しました。当ブログを愛読して下さっているその人は、小林秀雄の『本居宣長』…